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カテゴリ:オペラ ライブ
ヴィラゾンをオッターヴィオに、今わたくし一押しのレジネヴァをツェルリーナに持ってきてくれる贅沢さ。これにダルカンジェロ、シャギムラトヴァにディドナート、エスポージトという豪華さは、来てよかったを実感。 オールスターキャストは来日公演の醍醐味の反面、下手くそな指揮者だと単にバラバラと歌の共演になって退屈なのですが、パッパーノはさすがです、作り出す世界にみんなハマるのですから。 昨日のマクベスもそうでしたが、15時開始という、眠くなっちゃう午後のひとときに、集中させてくれる音楽ってひさびさでした。
2幕、シャンパンの歌で、ダルカンジェロを中心に万華鏡のように回るマッピングや、ドン・ジョバンニのセレナーデでレポレロの白い衣服にドン・ジョバンニの服装を映してエルヴィーラを惑わす場、エルヴィーラの侍女をドン・ジョバンニが落として衣服を脱ぎ捨てたような映像投影とかは、生かしてるなぁと感じました。
冒頭、満ち足りた笑顔でジョバンニと共に現れ、父の騎士長が出て来て困惑する。中途でジョバンニと部屋に入っていく。 そして、オッターヴィオも、わかっているけど、プライドと損得勘定からアンナを攻めきれないやりきれなさを、技巧満載アリア「私の愛する人を慰めに行ってください」を泣き節調にすることで、吐露しているように感じました。
ロッケンロール本場、さすがイギリスの演出!!と感じました[m:50]
指揮 アントニオ・パッパーノ
フォルテピアノ アントニオ・パッパーノ
2015(平成27)年9月13日 NHKホール
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Last updated
2015年09月13日 21時48分39秒
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