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カテゴリ:オペラ ライブ
バロック~ロマンティック・アリアのコンサートです。
アリオダンテ 第一幕バレエ音楽(オケ) アリオダンテ 「まだ生きているのか~不実な女め、戯れるがよい、情人の胸に」 アリオダンテ 第三幕バレエ音楽(オケ) アリオダンテ 「恐怖と不吉の夜の後に」 ウィリアムテル パ・ド・シス(オケ) セミラーミデ 「やっとバビロニアだ~ああ、いつも憂い」 ‐休憩‐ セビリアの理髪師 「今の歌声は」 トマ/ミニヨン ガウ゛ォット(オケ) トマ/ミニヨン 「君よ知るや南の国」 グノー/ミレイユ 序曲(オケ) グノー/サフォー 「私はどこにいるの?~不滅のリラよ」 ‐アンコール‐ フィガロの結婚 ケルビーノ「恋とはどんなものかしら」 カルメン 「いつになったら好きになるのか~恋は野の鳥(ハバネラ)」 デイウ゛ィッド・サイラス指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 直前にe+でプログラムとサイン入り写真まで付けたS席売りに出たり、木曜のオール・ロッシーニプログラムが出来がいまいちだったとの噂話も聞いたり、非常に不安でした。 さすが今日は満席です。 サントリーホールステージ後ろの、歌手の後ろ姿しか見えないP席を今日は使ってないんだぁ、とちょっとビックリしました。 そして天井のおびただしい数の反響板にもビックリ!!この反響良すぎるサントリーホールでこんな必要なの?!これはアリオダンテの二番目とセミラーミデのアジリタ用でしたが・・ 総じて感想言うと、この反響板からの印象やきわめてオーソドックスなアンコールだったことや、ロジーナやミニヨンという彼女の定番以外は譜面見ながらだったことも含め、いまいちの体調だったのかなと思わざるをえません。決して悪い出来ではないと思います、しかし過去彼女を4回聞いた印象から、「カサロウ゛ァ」が好調ならもっと精彩あったような気してならないんですよねぇ~。 ひょっとして、体調ではなく、今回の公演に対する彼女の迷いがでてるのかなぁとか勘ぐったりもしてます。今日のプログラムも、よく言えばオールラウンドだけど、アリオダンテ以外は過去の録音寄せ集め、バロック?ロッシーニ?ロマンティック?ドラマティック?どれがこれからの方向性?って感じを受けてしまいましたし。(チューリッヒの番宣って考え方もできますが・・意地悪いなぁ) テクニックや表現力はもうすばらしいです。 アリオダンテの2曲目「恐怖と不吉の夜の後に」は、アリオダンテが、婚約者ジネーブラの不貞の疑いがとけて喜ぶ場面ですから、それを表現するため高低さ激しいアジリタばかりの超難曲なのに歌いきりましたし、セミラーミデのカウ゛ァレッタは、こんなテンポ早くて歌えるの?ってくらいアップテンポになったのに難なくアジリタ歌いこんでしまうし、不滅のリラよなんてホントにドラマティックに聞かせてくれたし。 ただそれでも、全体的な印象として、カサロウ゛ァはこんな程度じゃないはずって期待と確信があります。カサロウ゛ァに対する大きすぎる期待とは思いません。チューリヒ歌劇場来日のオクタヴィアンに期待します。 平成19年2月11日(日祝)14時~ サントリーホールにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年02月11日 21時55分24秒
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