たくＨＡＵＳＥＳ

ラインの黄金仮面さんからご推奨いただいたウィーン国立歌劇場ライブの話題のDVD見てみました。ご感想どおり、とても楽しかったです！

Mr.ビーン、ではなくてロランド・ヴィリャゾンが濃い顔つきからは想像できないひょうきんな一面見せネモリーノ歌ってくれました、意外でした。ピアニシモが綺麗ですねぇ、ちよっとネモリーノには強めかなという声も、このくらい抑えて歌うととても気持ち良く聞けます。
ネトレプコは暗めの声がかえってプライド高いお嬢様の感じがして、よかったです、声質や舞台イメージはアンジェラ・ゲオルギューと似てると感じました。都会的な洒落たイメージ強いですが、こういった田舎娘も合ってるなあと感じました。

私は愛の妙薬の劇としてのおもしろさは、ベルコーレとドゥルカマーラで決まるんじゃないかと思っているもんですから、今回のキャストは大満足です。
レオ・ヌッチのベルコーレは言うことないです、ホントうまいです！！
そして、いかさま薬売りドゥルカマーラのイルデブランド・ダルカンジェロが、フェロモンあふれて、単に口八丁だけではなく、そういった見てくれ面からも詐欺に乗せていくという、今までのドゥルカマーラとは違うイメージで新鮮でした、ラインの黄金仮面さんのおっしゃるとおり、時代にあった新しいイメージだと感じました。

でもこの演目、来日オペラハウスとかでもあんまりやらないですね、ベルカント好きな私はどこかに期待したいです。