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カテゴリ:オペラ CD・DVD・他
Le Vepres Sicliennes、先日のパレルモマッシモでやったイタリア語版に先立って発表された、グランドオペラ形式のフランス語版。公演前に手に入れたのですが、イタリア語の公演に違和感感じてもなぁということで、公演後のお楽しみで取っておいてようやく聞きました。
物語や曲の流れにほとんど違いはないと思います。ただ先日のパレルモマッシモの舞台の方が、(特に歌手の声が)実際に見たこと差し引いてもドラマティックに感じました。 モンフォルトやプローチダには少し軽い感じに不満持ちつつ、アンリ(伊でアッリーゴ)は少し軽めのリリコながら、ストンと突き抜ける高音がかえって悲愴感感じさせ、エレナも 同様の印象です。たぶんバレエやスペクタクル場面あるグランドオペラに声まで重くしてしまうと、舞台が重くなりすぎてしまうためのバランスなのかもしれません。でも軽めの声だけどドラマ性表現しなきゃならない、この辺がフランスオペラとイタリアオペラの違いなのかもしれないなぁと感じながら聞きました。 マリオ・ロッシ指揮 1969年BBC録音 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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