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カテゴリ:オペラ ライブ
全編美しい音楽でした。
小澤はロマンティックな表現が合っているんだなあという感想をもちました。 実質主役のタチヤーナ役が、直前にイリーナ・マタエワに変わりましたが、けっこうよかったです。1幕の長い手紙のシーンのソロも少女らしい思いをきっちり歌ってましたし。 ただ、3幕で公爵夫人になっての威厳がいまひとつ。オネーギンのダリボール・イェニスも声はとてもいいけど、繊細さがいまひとつ。 主役が声はいいけど、もちょっとドラマ性あれば、小澤のロマンティックをもっと感じたのかもしれません。 3幕で登場したグレーミン公爵のシュテファン・コツァンが一番気に入りました。こんな短いシーンで、わたし的には主役二人喰ってました。すごくイイ声というわけではないけでど、主役二人にはない説得力がありました。 オケは、イベントの限界なのかもしれません。 バックで、3幕1場以外ずっと雪が降り続いて、ロシアらしさとロマンティックさを出そうとしていたと思います。 それ以外の演出発想が、昨日のアイーダに似てるなあと感じました(こちらではメッセージは何も感じなかったけれど)。2幕タチヤーナの誕生日パーティー場面、クラブ風ダンスやエグザイルまでやったりとか。演出のリヒターはドイツ人、今のドイツ圏はやっぱ似てくるのでしょうか? 指揮 小澤征爾 演出 ファルク・リヒター オネーギン ダリボール・イェニス タチヤーナ イリーナ・マタエワ レンスキー マリウス・ブレンチウ オリガ エレーナ・カッシアン グレーミン公爵 シュテファン・コツァン ラーリナ夫人 ミハエラ・ウングレアヌ ヒィリッピエヴナ マルガレータ・ヒンターマイヤー トリケ ヘルムート・ヴィルトハーバー 東京のオペラの森管弦楽団、合唱団 平成20年4月20日 東京文化会館にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月20日 20時39分09秒
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