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カテゴリ:オペラ ライブ
シラグーザ、超すばらしかった!!!
2幕のアリアラスト、これでもかと延ばし続けるハイCに完璧ノックダウンです。 去年のスポレートでのアルマヴィーヴァ伯爵がすばらしかったシラグーザ、とにかくシラグーザのドン・ラミーロが目的です。もともとバルチェッローナは出ない公演です。 決してオペラ向きにはできていないホールに冴え渡る高音は、聞き手にもう何も言わせません。これを聞けただけで今日は舞い上がってしまった。。 アンジェリーナのフェデーリカ・カルネヴァーレ、がんばってフィナーレロンドも歌いました(一部装飾はしょりましたが)。 アリドーロのダニエレ・マッチャンテッリ、アリドーロという役にありがちの説教くささがなく、でも人生の師としての重みはあってわたしはとてもよかったと思います。カーテンコールでもシラグーザは別格として、いちばん拍手もらってました。 そのほかの歌手もみな、チェンバロ伴奏のレチタティーボやアカペラではとても生き生きして映えているのです。合唱もよかった。でも、もういろいろなところでも言われてますとおり、指揮(ジョゼッペ・ラ・マルファ)とオケひどすぎますね。躍動感のまったくない序曲にいやな予感しましたが、メリハリない、のんべんだらりと続く演奏に1幕ははっきり言って苦痛で仕様がなかった。明日のチケットもあるのですが、幕間の休憩中は、本当に、せっかくいるんだからシラグーザのハイCは聞いていこう、でも明日はやめよう、と本当に憤っていたのです。 シラグーザは明日もあるせいか、18日の公演であったというアンコールはありませんでした。明日もまたあの声を聞きたいと真に思います。それと、去年のスポレート・セビリアの理髪師ですばらしいバルトロ聞かせてくれたオマール・モンタナーリが、今日はやりませんでしたが、たぶん明日はダンディーニをやるでしょうから、そっちも楽しみに聞きに行きます。 指揮 ジョゼッペ・ラ・マルファ 演出 アレッシオ・ピッツェック 合唱指揮 アンドレア・アマランテ チェンバロ奏者 フランチェスコ・マッシミ アンジェリーナ フェデーリカ・カルネヴァーレ ドン・ラミーロ アントニーノ・シラグーザ ダンディーニ ガブリエレ・リビス ドン・マニフィコ クリスティアーン・チェル ティスベ(マニフィコの娘) アニュンツィアータ・ヴェストリ クロリンダ マリア・カルラ・クリア アリドーロ ダニエレ・マッチャンテッリ スポレート歌劇場管弦楽団/合唱団 平成20年6月21日 大宮ソニックシティ大ホールにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月21日 23時25分27秒
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