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カテゴリ:オペラ ライブ
日本初演だそうですが、オケがきちんとするとこんなに安心して聞けるんだという見本でした。成功の要因は、オケがたいへんきっちりできていたというのが、非常に大きいと思います。ダレないで進めた指揮の松岡氏はすばらしいですね。
DVD見たとき、ストーリーも音楽も特にドラマティックな場面とかないので、指揮が大変だろうなぁ、オケや歌手がきちんとレベル維持してできないとぜんぜん面白くなくなるだろうなぁと感じてました。 今回、とにかく安定してきちんと、そしてつまらないとかダレるということなく音楽采配して進めた指揮の松岡氏とそれに答えられたオケのメンバー・歌手というレベルの高さを感じました。 歌手はラルフ役バリトンの清水宏樹さん(とにかくいい声!)、ロマの女王マブ役のメゾ大隅智佳子さんがよかった。特に大隅さん、バレエ張りダンスもするし、アピールインパクト十分だし、高音からドスの利いた低音までむらなく、すばらしかったですね。 主役テノールのヘンリー・スミス役:塚田裕之さんは、とてもいい声のリリコで役に合っていたと思います、後半少し疲れてしまったのが残念。ソプラノのキャサリン・グローヴァ役福田玲子さん、3幕フィナーレや4幕狂乱の場の表情なんか鬼気迫って凄まじかった。コロラトゥーラがモチョッと冴えたら最高でしたね。 合唱はとてもよかったです。 今回新国立中劇場でしたが、このくらいの規模に合った音楽なのですね。装置もシンプルでよかったと思います。 なかなか見られない演目、きちんと聞けて満足です。 指揮 松岡 究 演出 八木 清市 キャサリン・グローヴァ 福田 玲子 ヘンリー・スミス 塚田 裕之 ロマの女王マブ 大隅 智佳子 ロスシー公爵 松村 英行 ラルフ 清水 宏樹 サイモン・グローヴァ 大野 隆 貴族 青地 英幸 公爵の家令 西垣 俊紘 東京オペラ・プロデュース合唱団 東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団 平成20年7月12日 新国立中劇場にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年07月20日 08時04分27秒
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