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カテゴリ:オペラ ライブ
超軽妙洒脱なフィガロでした。
冒頭のフィガロとスザンナ、なだぎと友近の「ディランとキャサリン」みたいに感じました。 1幕、マルチェリーナとスザンナのやりとりがまるきり嫁姑で、ストーリーを知ってる輩には笑えてしまいます。 薔薇を散らしたバスルームからあがる伯爵夫人。軽いノリが続きます。 フィガロの「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」なぞ、私が今まで聞いた中で(いいかげんという意味ではなくて)最も軽い歌いっぷり。 そんな中でケルビーノの、非常に美しくかつ切々とした心情をこめた「恋とはどんなものでしょう」がとても印象に残りました。 序曲でいきなりホルンがはずして、まったくテンポのない音運びにいったいどうなるのかと思ったのは事実。やたら早すぎたり遅すぎたりでオケと歌手がマッチングしない休憩無しの1・2幕でしたが、でもおそらくこれは少しづつ調整してテンポ整えていたのでしょうね、3幕からはかなりまともになりました。 歌手のアンサンブルの部分はさすがだなぁと感じました。 いろいろ文句言おうと思えばありますが、軽いノリなんだからいいんじゃないの?って感じです。 でも「この日、プラハから一流歌手がいなくなる」のキャッチコピーは煽り過ぎです(笑) 「プラハ国立歌劇場やプラハ国立劇場、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などの中心メンバーで構成されている。古い慣習に捕われない進歩的なオペラ・カンパニーを目指し云々」プラハから来るオペラハウスって毎回ほんとよくわからない(爆)。 指揮 マルティン・マージク 演出 マルティン・オタヴァ アルマヴィーヴァ伯爵 イルジー・クピーク 伯爵夫人 イヴェタ・イルジーコヴァー スザンナ クセニーナ・ポドルコーヴァ フィガロ パヴェル・クレチュカ ケルビーノ ヤナ・ドヴォルジャーコヴァー マルチェリーナ ヤルミラ・コシノヴァー バルトロ イェフヘン・ショカロ バジリオ ミロシュ・グチ クルツィオ ヨセフ・モラヴェツ バルバリーナ リブシュ・ミリャースカー アントニオ ミロスラフ・ウラバーネク 平成20年9月20日 東京文化会館にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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