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カテゴリ:オペラ ライブ
ムーティの流れるようなモーツァルトが、本当に心地よかったです。
前奏曲から、あっ違う!というオケの響きにのめり込みました。 モーツァルトのオペラでときどき感じる、人物入れ代わりや場の転換でのフーッと途切れてしまう感じが全くなく、本当に音楽に身を委ねる感覚でした。 フォルテピアノが使われていたのも、なぜか新鮮に感じてしまいました。 セットが美しいです、わたくし好みです。 演出はもうちょい遊びがあってもいいかなという感じでしたが。 歌手がこれだけ揃うモーツァルトってすごいですね、なかでもバルバラ・フリットリは本当にすばらしい!ドラマティックと繊細な情感を見事に歌い表現してました。 フェッランドのミヒャエル・シャーデの甘いビアニシモ、かなり気に入りました。しかもオケも弱音で、本人のブレスが3階私の席でも聞こえた1幕のソロの甘美さ堪能は、収穫です! 全体的に、2幕のほうが盛り上がった感じだったのは、こっちのほうが1幕よりソロ多くて、実力歌手は映えたからかな? ところで、1幕でグリエルモどフェッランドが軍隊に行くという、「ドッキリ」の冒頭部分で、男性が自分の肖像画渡すと、女性二人は片足あらわにして、靴下止めを外して渡してましたが、これって元からあるんでしょうか?永遠の別れかもしれないから私の分身を身につけて!という発想は、時代問わずヤッパ切実なんだなぁとか思ってしまいました。 フィオルディリージ バルバラ・フリットリ ドラベッラ アンゲリカ・キルヒシュラーガー グリエルモ イルデブランド・ダルカンジェロ フェッランド ミヒャエル・シャーデ デスピーナ ラウラ・タトゥレスク ドン・アルフォンソ ナターレ・デ・カローリス 指揮 リッカルド・ムーティ 演出 ロベルト・デ・シモーネ ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 平成20年10月25日 東京文化会館大ホールにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月25日 22時41分26秒
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