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カテゴリ:オペラ ライブ
マッシス堪能!か細そうなのに、信念と凛とした気品にあふれる歌に触れてしあわせです。
「愛しき人の名は」の夢見る感じから、ラストの愛する人のために死ねて幸福という毅然とした感じを見事に表現してました。テクニックのみでなく、人間性や人生観が出てくるのですね、聞けて本当に良かったです。 リゴレットのアタネッリはいろんなとこで言われてるほど、私は悪くないと感じました。もちろんもうちょいドラマティックで深みある表現があれば大満足ですけど、2幕の赤いカツラかぶって道化ながら娘を探すシーンなど、ジルダを思う心は切実に伝わってきます。たぶん数年後には変身している気がします。 逆にガッカリは、マントヴァ公のムケリア。疲れたのでしょうか、慎重に慎重に歌っているのが客席でもわかる。実技試験でテンパる学生みたいです。当然、歌にノーブルさもフェロモンも感じず。中低音になると萎縮してしまう。次回期待です。 指揮のカッレガーリは、クール過ぎる感を受けました。そのため、全体的に、学芸会のような、セリフ棒読みっぽい音楽に感じる面があったのは事実。もっと熱くなってもよかったのでは?やはり慎重になりすぎたのでしょうか。ムケリアの印象も、この辺に理由あるのかもしれません。 そんな中、長谷川さんと森山さんの、スバラフチーレとマッダレーナ兄妹は人間味あふれていました、やっぱさすがですね。 お目当てのアニック・マッシスを十分聞けて、満足です。 指揮 ダニエレ・カッレガーリ 演出 アルベルト・ファッシーニ リゴレット ラード・アタネッリ ジルダ アニック・マッシス マントヴァ公 シャルヴァ・ムケリア スバラフチーレ 長谷川顕 マッダレーナ 森山京子 モンテローネ伯爵 小林由樹 チェプラーノ伯爵 大澤建 チェプラーノ伯爵夫人 木下周子 東京フィルハーモニー交響楽団 新国立劇場合唱団 平成20年11月3日 新国立劇場オペラパレスにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月03日 19時39分38秒
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