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カテゴリ:オペラ CD・DVD・他
メゾのチェチーリア・バルトリがピリオド楽器バックにアミーナを歌う、しかもエルヴィーノがファン・ディエゴ・フローレスという話題のCD。 いままで私が聞いてきたこの演目がみな「牧歌的」でアミーナは田舎の、のほほんとした感じの娘というイメージを描いていましたが、とにかくバルトリの相変わらずの存在感の大きさに圧倒されます。 アミーナのアリアはいずれも、超高音だすため、当初譜面より長三度・短三度低く変えられてしまっているとか。でもこのCDではそこまでの見直しはされていません。 そのためこのバルトリの歌うアミーナが中低音が非常によく響き、ますます存在感が大きくなります。 こんなアミーナゆえ、自己主張のある都会的な女性のイメージを感じるのかもしれません。 あとアレッサンドロ・デ・マルキ指揮のテンポがかなり早いですね。フィナーレアリアなど、とてもハイテンポで進みます。ますますシティ感覚になっていきます。 フローレスがもう高音きれいに決めてくれて最高です!聞きものです。それとイルデブランド・ダルカンジェロがもうフェロモンバリバリの伯爵役で、男声陣にかえって色気を感じます。 ピリオド楽器まで使用したのであれば、初演時音程の校訂して、バルトリに聞かせてほしかったという要望はあります。 都会の恋物語のよう夢遊病の女、私は演出で非常に楽しい舞台になりそうな感じがしますが、これはもう好みですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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