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カテゴリ:オペラ CD・DVD・他
2001年4月のチューリッヒ歌劇場ライブで、DVDにもなっています。
ヴェッセリーナ・カサロヴァがロジーナなので、来週のカルメンに備えテンションアップというところです。 フィガロが赤い皮ジャンにサイドカー付きバイクで登場しアメリカンスタイルかと思いきや、時代設定は20世紀のようですが、アルマヴィーヴァ伯爵、バルトロやロジーナ(彼女の衣装はファッショナブルですが)はどちらかというとヨーロッパのオーソドックス貴族スタイル。 ただバイクがやんちゃな感じになるのは、洋の東西問わないようで やっぱカサロヴァの、アジリタがピタッと微動だにしない無敵なロジーナが素晴らしいですね。音が正確すぎてつまらないみたいなコメントを読んだことがありますが、ロッシーニはまずきちんと歌えてこそ、その先の表現が映えてくると思うので、やっぱカサロヴァはすばらしいです。 そしてなんとドン・バジーリオでニコライ・ギャウロフが出ています!私はCDでは何度も聞いてますが、歌っている姿を見るのは初めてです。的確で表情豊かなバジリオですね~~もうすばらしいとしか言いようがない。 ドン・バルトロのカルロス・ショーソン、表情に乏しいとよく言われているようですが、DVDでのアップではなかなかコミカルな演技も見せてくれました。 アルマヴィーヴァ伯爵のレイナルド・マシアス、声はとてもすてきですが、ここでは最後の大アリアがカットされているので、やっぱその分カーテンコールの拍手は損しちゃってるみたいです。 やっぱ今はこの大アリアないと、ちょっとさみしいですね。 指揮のネルロ・サンティ、ロッシーニの緩急お見事です。急なテンポ変化を感じさせずにロッシーニクレッシェンドやカサロヴァのアジリタ部分のテンポアップとかに導いて(もちろん歌手に実力あってこそ可能ですが)充実感を味わせてくれる技量は非常に心地よいです。 写真はDVDのカバーです。 指揮 ネルロ・サンティ 演出 グリーシャ・アサガロフ アルマヴィーヴァ伯爵 レイナルド・マシアス ドン・バルトロ カルロス・ショーソン ロジーナ ヴェッセリーナ・カサロヴァ フィガロ マヌエル・ランツァ ドン・バジーリオ ニコライ・ギャウロフ チューリッヒ歌劇場管弦楽団・合唱団 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年03月08日 20時59分25秒
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