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デセイはフイナーレ・カバレッタで、数人にリフトされながらEs出してました!
トランス状態の独自の世界を醸し出すデセイのアミーナは、やっぱ最高です。 フローレスもやっぱスゴい! 2幕「これでご破算だ~不実な女!」のスローバラード調カヴァティーナから、アジリタ&ハイCだらけの超難カヴァレッタへの移行の見事さ!完璧に歌いこなしてました。 デセイとフローレスがいるのに、さらにペルトゥージの、フェロモンばりばりのバスが加わり、言うことありません。 今回、「スイス舞台の劇のリハーサルをしている現代」という時代設定。劇中劇もでてきます(フイナーレのデセイのリフトはチロルの衣裳付けて、まさにそうです)。 ストーリーを、リハーサルしている俳優さんのスキャンダラスな恋愛ネタに落としたということで、現代のマスコミ話題と比較したりもできて、非常にシンプルかつわかりやすい設定にしたと、私は思います。 もちろん、こういう読み替えは、いつものことながら非難も出ると思いますが、配信の目的は、劇場に来ない人にもわかりやすく親しみあるものを!なのでしょうから、3月21日のライブ映像をタイムリー見られるということと合わせて、戦略上の成功だと思います。 でも1幕フィナーレで、デセイとフローレスが、ぐるぐる回されるベッドの上で歌うというのは、やっぱ日本では「やりすぎ」と思われてしまいますよね~まさにお国柄の違いです。 インタビューアーのデボラ・ヴォイトも、あんなことまでやらされて!みたいな意味合いで、直後にねぎらってましたし。 読み替えは、歌手の実力があってこそなのだと、改めて感じました。 今回スーパースター達に加え、リーザやテレサなども非常にうまい人たちで、メットの層の厚さがあってこそのもの、さすがです。 指揮 エヴェリーノ・ピド 演出 メアリー・ジマーマン アミーナ ナタリー・デセイ エルヴィーノ ファン・ディエゴ・フローレス ロドルフォ ミケーレ・ペルトゥージ リーザ ジェニファー・ブラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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