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カテゴリ:オペラ ライブ
繊細なオケと合唱。時には重厚に、時には甘く、そして凱旋行進曲の金管の心に染み入る美しい音色や、繊細な弦に、スカラ座が来たんだぁ!という実感を与えてくれました。 特にフィナーレ、アイーダとラダメスの二人死んでいく甘美な世界の表現は、今日の舞台で一番の気に入り場面です。 その前のアムネリスのラダメスを助けられなかった怒りの場から一転して、雰囲気がガラッと変わったのに、違和感なくのめり込んでしまいました。
バレンボイムは、テンポは早めとは感じませんでしたが、意外とあっさりめのヴェルディです。
特に、アモナスロのホアン・ポンスは、鉄の意志の誇り高きエチオピア王そのもので、本当に彼が歌っているときは感銘受けました。 アムネリスのエカテリーナ・グバノヴァは、劇場来日後の交代にもかかわらず、プライド高く、孤独で愛する人を得られない王女ゆえの悲哀が見事に伝わってきました。
問題の(笑)ラダメス、ヨハン・ボータ。アイーダとのフィナーレはイイ雰囲気でしたが、全編通じてどうも高音を絞りだす感を私は感じました。 あと2回は配役変更になったけど、ラダメス:スチュアート・ニールの、感想チェックしたいです。 ------------------------------------------ NBSの本日配役掲載
指揮:ダニエル・バレンボイム 演出・舞台装置:フランコ・ゼッフィレッリ
アムネリス:エカテリーナ・グバノヴァ アイーダ:ヴィオレッタ・ウルマーナ ラダメス:ヨハン・ボータ ランフィス:ジョルジョ・ジュゼッピーニ アモナスロ:ホアン・ポンス 使者:アントネッロ・チェロン 巫女:サエ・キュン・リム
プリンシパル:サブリナ・ブラッツォ アンドレア・ヴォルピンテスタ 東京バレエ学校
【第1幕】 15:00 - 15:50
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Last updated
2009年09月12日 22時32分33秒
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