|
カテゴリ:オペラ ライブ
メイン歌手6人がそれぞれよかった!そしてガッテイの重すぎずそれでいてあっさりしすぎない(バレンボイムと同じ傾向で感じました)、音運び。大好きな演目だけに大変満足してます。
カルロ、ロドリーゴ、エリザベッタで子役が出てきたのも、特にカルロとエリザベッタが過去にとらわれているときは回想のように出てきて(エリザベッタが4幕で回想したのがラスト)、おもしろい表現だなぁと感じました。
歌手で私が一番気に入ったのは、ロドリーゴのダリボル・イェニスです。カーテンコールでもひときわ大きな拍手で、とてもうれしそうでした。 王や王子に忠誠つくしながら、非常に高いプライド感じます。
このロドリーゴの死をきっかけに、ラモン・ヴァルガスのドン・カルロが、それまでのメソメソキャラから俄然力強くなった変容の激しさも、私は結構好みです。 この二人、1幕の二重唱では、いまいちのノリ(実際二人の声質は同時に歌うにはあまり合わない印象でした)だっただけに、後へ行くほどのボルテージアップはうれしかったです。
3幕2場でやはり通常省略される、フィリポがメインでカルロほか全員で歌う「誰がこの男を私に返してくれるのか」は、ロドリーゴの死がどんどん影響与えていくさまが感じられました。
指揮:ダニエレ・ガッティ 演出・舞台装置:シュテファン・ブラウンシュヴァイク フィリッポ二世:ルネ・パーペ ドン・カルロ:ラモン・ヴァルガス ロドリーゴ:ダリボール・イェニス 宗教裁判長:アナトーリ・コチェルガ 修道士:ガボール・ブレッツ エリザベッタ:ミカエラ・カロージ エボリ公女:ドローラ・ザージック テバルト:カルラ・ディ・チェンソ レルマ伯爵:クリスティアーノ・クレモニーニ 国王の布告者:カルロ・ボージ 天の声:イレーナ・ベスパロヴァイテ フランドルの6人の使者:
【第1幕】 15:00 - 16:15
----------------------------------------- 平成21年9月12日 東京文化会館にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月13日 21時13分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[オペラ ライブ] カテゴリの最新記事
|