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taqk@ Re:リゴレット(09/15) Sheva-さん ヌッチ、良く今回も歌いに来て…
Sheva-@ リゴレット 楽日だったんですね。いや~すごかったん…
taqk@ Re:イギリスっぽく(09/08) Shevaさん 無粋な拍手と通路挟んだ夫婦の…
Sheva@ イギリスっぽく お疲れさまです!イギリスっぽく感じたの…
taqk@ Re:お疲れ様です!(10/28) Sheva-さん よかったですね~~~~~~ …

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2009年09月12日
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カテゴリ:オペラ ライブ

20090912スカラ座.jpg

メイン歌手6人がそれぞれよかった!そしてガッテイの重すぎずそれでいてあっさりしすぎない(バレンボイムと同じ傾向で感じました)、音運び。大好きな演目だけに大変満足してます。


個人的にはアイーダよりテンションあがってのめり込みました。


ガッテイの指揮は、火曜の公演感想を色々見ましたが、私は現代の多くの人が「オペラ」を構えずに受け入れやすい、こってりしすぎずの演奏に感じて、気に入りました。


演出は、各自それぞれが抱える「孤独」「空しさ」が、舞台奥行深さで表現されているように感じて、シンプルでよかったと思います。

カルロ、ロドリーゴ、エリザベッタで子役が出てきたのも、特にカルロとエリザベッタが過去にとらわれているときは回想のように出てきて(エリザベッタが4幕で回想したのがラスト)、おもしろい表現だなぁと感じました。

 

歌手で私が一番気に入ったのは、ロドリーゴのダリボル・イェニスです。カーテンコールでもひときわ大きな拍手で、とてもうれしそうでした。

王や王子に忠誠つくしながら、非常に高いプライド感じます。
特に3幕死の場面。狙撃された後、引っ張って引っ張って最後わりとあっさりガクッと絶命というのに、彼の本質感じて、ひさびさテンションあがりました。

 

このロドリーゴの死をきっかけに、ラモン・ヴァルガスのドン・カルロが、それまでのメソメソキャラから俄然力強くなった変容の激しさも、私は結構好みです。

この二人、1幕の二重唱では、いまいちのノリ(実際二人の声質は同時に歌うにはあまり合わない印象でした)だっただけに、後へ行くほどのボルテージアップはうれしかったです。


ルネ・パーペ、アナトーリ・コチェルガの低音二人は、ずっと響きに痺れてました。とくにパーペの3幕アリア「ひとり寂しく眠ろう」はもう最高です。


意外とよかったエリザベッタのミカエラ・カロージ。ふくよかな声で、高貴さが大変よく表現されています。怒りや悲しみ、やるせなさも微妙に感じられて、私は客席の拍手以上にとてもよかったと感じます。


ドローラ・ザージックはもう貫禄で(ヴェールの歌で登場のときは、まるで女王でした!)今日一番のカーテンコール拍手。特に3幕アリア「呪わしき美貌」は圧巻でしたが・・・歌手のバランスで私はちょっと違和感感じてしまい、ゲスな言い方で恐縮ですが、ヤリ手婆ァみたいで、わたし的には少しキツいアピールでした。


2幕冒頭に、エリザベッタとエボリが衣装交換し、エリザベッタの衣装まとったエボリが小姓にカルロへの手紙託すという、通常省略される場面が入り、そのあとのカルロのエボリをエリザベッタと勘違いにつながるとプログラムに書かれてますが、よくわかりませんでした。なんかカルロがエリザベッタを追い掛けていったような・・・

3幕2場でやはり通常省略される、フィリポがメインでカルロほか全員で歌う「誰がこの男を私に返してくれるのか」は、ロドリーゴの死がどんどん影響与えていくさまが感じられました。


今回はがんばって(笑)また聞きに行きます。いろいろな面を感じてみたいです。


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ミラノ・スカラ座 2009年日本公演
「ドン・カルロ」全4幕(イタリア語版)

指揮:ダニエレ・ガッティ

演出・舞台装置:シュテファン・ブラウンシュヴァイク
衣裳:ティボー・ファン・クレーネンブロック
照明:マリオン・ヒューレット
合唱指揮:ブルーノ・カゾーニ

フィリッポ二世:ルネ・パーペ

ドン・カルロ:ラモン・ヴァルガス

ロドリーゴ:ダリボール・イェニス

宗教裁判長:アナトーリ・コチェルガ

修道士:ガボール・ブレッツ

エリザベッタ:ミカエラ・カロージ

エボリ公女:ドローラ・ザージック

テバルト:カルラ・ディ・チェンソ

レルマ伯爵:クリスティアーノ・クレモニーニ

国王の布告者:カルロ・ボージ

天の声:イレーナ・ベスパロヴァイテ

フランドルの6人の使者:
フィリッポ・ベットスキ
アレッサンドロ・パリャーガ
エルネスト・パナリエッロ
ステファノ・リナルディ・ミリアーニ
アレッサンドロ・スピーナ
ルチアーノ・バティニッチ


ミラノ・スカラ座管弦楽団 /ミラノ・スカラ座合唱団


◆上演時間◆

【第1幕】 15:00 - 16:15
休憩 30分
【第2幕】 16:45 - 17:25
休憩 30分
【第3幕】 17:55 - 19:00
-舞台転換-
【第4幕】 19:05 - 19:25


※本日ロドリーゴ役に予定されていたトーマス・ヨハネス・マイヤーは、急病のため来日できなくなりました。代わりまして本日はダブルキャストのダリボール・イェニスが出演いたします。

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平成21年9月12日  東京文化会館にて






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Last updated  2009年09月13日 21時13分11秒
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