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カテゴリ:オペラ ライブ
今日のガッテイはノッてました。1幕は昨日よりなんと展開早いこと!またまた楽しんでしまいました。
ドン・カルロはスチュアート・ニールでしたが、最初から飛ばす飛ばす。1幕のロドリーゴとの二重唱は、迫力ありすぎて圧倒されてしまった。 過去をひきずって決別できない優柔不断さというより、分別が足りなくて突っ走ってしまうヤンチャなイメージで、ロドリーゴは彼を戒めるために死んだような感じです。リリックさが強い声で、かつ高音もバシバシ決めていきます。まさに軍人カルロでした。
アンナ・スミルノヴァは、ザージックに比べれば小粒と感じられてしまいますが、ヴェールの歌のコロラトゥーラもスピードにのっていたし、呪わしき美貌はさすがの迫力だし、私は出演者とのバランス的にも、たいへんよかったと感じます。 ヴェールの歌で、腰につけていたヴェールが落ちたのに気がつかず、歌が始まる直前に女官にかぶせようとしたら、ない!と手があたふた、拾った女官役が渡して、サッとかぶせて歌へ、とライブならではのハプニング?もありました。
あとロドリーゴのダリボル・イェニスもかなり気に入ってます。やはりシングルキャストになってしまいましたが、パーペ同様歌い切ってくれると思います。それくらいすごい迫力です。 今日も3幕死の場面はホントによかった!
勝手な想像ですが・・ 今回調子がまだいまいち(初日は不調だったらしいですが昨日はずいぶんよかったです)のヴァルガス(これから頑張ると思います)、ヴェールの歌では(コロラトゥーラのために)かなりテンポに注意してあげる必要あったザージックが替わって、ガッテイの、1幕の音運びが全く違ったのでは?と感じざるをえません。
4幕、過去に決別して子役はもうでてこないとカルロ目線で思っていたら、エリザベッタの回想で子供のカルロが出てきました(笑)
指揮:ダニエレ・ガッティ 演出・舞台装置:シュテファン・ブラウンシュヴァイク
フィリッポ二世:ルネ・パーペ ドン・カルロ:スチュアート・ニール ロドリーゴ:ダリボール・イェニス 宗教裁判長:アナトーリ・コチェルガ 修道士:ガボール・ブレッツ エリザベッタ:バルバラ・フリットリ エボリ公女:アンナ・スミルノヴァ テバルト:イレーナ・ベスパロヴァイテ レルマ伯爵:クリスティアーノ・クレモニーニ 国王の布告者:キ・ヒュン・キム 天の声:ユリア・ボルヒェルト フランドルの6人の使者:
【第1幕】 15:00 - 16:15
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Last updated
2009年09月13日 21時18分42秒
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