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カテゴリ:オペラ ライブ
大山亜紀子さんの蝶々さんは、本当に美しかった!すばらしかったです! 控えめで感情を抑えるからこそ感じる情熱、純粋さ、そして意志の強さ。すべて感じる蝶々さんです。 なんといっても、所作が美しい!畳を滑るようにすり足で歩く、お辞儀の仕方、物を手渡すときの気遣い。着物を着ているわけですが、本当にひとつひとつのショットが映えるようです。 出ずっぱりの蝶々さん、声がまったく疲れません。最初からフル全開で最後まで維持したのもすごいです。
時代劇を感じる演出。歌手の方のメイクも目張りバッチリでしたし。 最後、蝶々さんは屏風の陰でなく、結婚衣装の打ち掛けを羽織って後向きに座り、(舞台の後ろを向いて)前に臥し、紙吹雪きが舞う中で大往生となりました。ここは好き嫌い別れるでしょうが、私は今回の時代劇ナイズされた演出のラストにふさわしかったと思います。そして、時代劇設定の中、単に堪え忍ぶのではなく自己主張をした蝶々さんがとても現代的で共感しました。
指揮 ジャック・デラコート 蝶々さん 大山亜紀子 二期会合唱団
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Last updated
2009年10月11日 18時36分44秒
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