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カテゴリ:オペラ ライブ
歌うごとにノッてくる感じでした。再度、直に耳にできた、鈴の音のような明るい歌声に、癒されストレス発散です。
私は彼女の古典歌曲集CDにも魅せられていたので、前半の歌曲もとても楽しく聞きました。 黒のパンツのセパレート姿。丁寧に情感こめて歌うのは、本当に心に染み入ります。 ディ・テデスコとスカルラッティの曲が印象に残ってます、特にディ・テデスコの「愛の喜び」は、ピアニシモのテクニックと、弱音でこその感情表現がすばらしかった。 後半は、衣裳も深紅のロングドレスに着替えたし、プログラムも次から次と迫力満点です。 ケルヴィーノやツェルリーナでコケティッシュな持ち味を出したあとの、イドメネオ:エレットラの激情アリアの大迫力は息を呑みました。 宝石の歌も、直に聞くと、軽く歌えない歌なのだと実感。 これら二つに圧倒されたのに、最後の清教徒:エルヴィーラの狂乱の場は、テクニックといい表現といい、もう言うことなし、最高です。 メイのような天真爛漫さを感じるような明るい声質が、エルヴィーラの狂乱にマッチするのか?なんていうのは、杞憂にすぎませんでした。 明るい声質だからこそ、狂乱のギャップを感じてすさまじい迫力でした。 アンコールは、たぶん張っていた気持ちも少し緩めることができて、お得意ナンバー連続。 なんだかんだ言っても、やっぱメイの連隊の娘:マリーは最高です!アンコールに期待どおり歌ってくれて、大満足。 サイン会でも気さくに応じてくれたし、ひさびさ音楽に陶酔できた、最高のコンサートでした。 ペルゴレージ もしあなたが私を愛し パイジェッロ 「身分違いの恋、または水車小屋の娘」わが心もはやうつろになりて グルック 「パリーデとエレナ」おお、私のいとしい人よ モーツァルト 喜びの気持ちを(フィガロ2幕スザンナのアリア「来て、ひざまずいて」代替) マルティーニ・ディ・テデスコ 愛の喜び A.スカルラッティ ガンジス川に陽は昇り ボノンチーニ 「グリゼルダ」あなたをたたえる栄光に ピッチンニ 「チェッキーナ、または良い娘」 怒る女の激情が -休憩- モーツァルト 「フィガロの結婚」愛の神よ照覧あれ モーツァルト 「フィガロの結婚」自分で自分がわからない モーツァルト 「ドン・ジョヴァンニ」ぶってよマゼット モーツァルト 「イドメネオ」オレステとアイアーチェの苦悩を グノー 「ファウスト」宝石の歌:なんと美しいこの姿 モーツァルト 「フィガロの結婚」失くしてしまった、困ったわ ベッリーニ 「清教徒」あなたの優しい声が -アンコール- ヴェルディ ストルネッロ ドニゼッティ 「連隊の娘」みんながご存じ(マリー) プッチーニ 「ラ・ボエーム」ムゼッタのワルツ プッチーニ 「ジャンニ・スキッキ」わたしのいとしいお父さま ピアノ伴奏 浅野菜生子 平成22年7月10日 紀尾井ホールにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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