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カテゴリ:オペラ ライブ
マエストロ・ノセダのタクトが奏でる調べは、非常に繊細でなめらかで、琴線に触れます。
バルバラ・フリットリはさすがです。1幕こそ抑え目でしたが、3幕・4幕の心理描写は抜群。3幕「さようなら」で感銘受けて、さらに、ラストの、死に行くミミの表現(「みんな行ってしまったのね」)から死んでしまうまでは超すばらしかった!
マルセロ・アルバレスは、ロドルフォにはちょっと重い声質になってしまったかなぁとも思いましたが、4幕「もう帰らないミミ」から始まるマルチェッロとの二重唱は大変すばらしかったです。
森麻季さんのムゼッタは、2幕「ムゼッタのワルツ」の性格表現とか、私はとても役に合っていると感じました。実はマルチェッロを愛しているというのも伝わってきました。
1・2幕が続けて上演され、カフェ・モミュスで全員で盛り上がって終わるのは大変メリハリきいて、そのあとの感情表現が際立ちます。
やっぱマエストロ・ノセダの手腕ですね、ひさびさ余韻ひきづる公演でした。
指揮 ジャナンドレア・ノセダ
トリノ王立歌劇場管弦楽団・合唱団
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Last updated
2010年07月31日 21時25分12秒
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