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カテゴリ:オペラ ライブ
3幕が真骨頂!大野和士は終始流れるような心地よいメロディでした。
私はナマで見たのは初めてですが、トリスタンとイゾルデにイメージしていた(先日のNHK地上波、びわこホールでの映像を見たときも感じた)ラブストーリーは側面にすぎないんだなぁと感じました。 感銘受けたのは3幕です。 グールドのトリスタン瀕死の状態の、媚薬を揶揄し自分のイゾルデへの愛は真実だと慟哭するのはすさまじい! 媚薬は所詮まどわせもの、一時的に感情は膨らんでも、不自然な状態はかならず均衡がくずれる。 この場面でイゾルデへの真の愛を訴えているんだなぁと感じます。 2幕の逢引の場の二重唱も、グールドは甘い声でノーブルさも感じるのに、いまいちイゾルデへの愛情の盛り上がりに欠けるなぁと、私は感じていたので、こういった伏線か~と自己納得。 イゾルデのイレーネ・テオリンは、指環に続いて堪能です。 歌はもちろん、ブロンドの髪は、ワーグナーヒロインのイメージを掻き立てます。 ブランゲーネのエレナ・ツィトコーワがまさにハマり役で、大きな拍手ももらってました。 クルヴェナールのユッカ・ラジライネン、3幕のグールドとの盛り上がり素晴らしかった!
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Last updated
2010年12月25日 22時52分20秒
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