たくＨＡＵＳＥＳ

伯爵夫人ゲノフェーファに恋したゴーロの苦悩より、ゲノフェーファを信じる伯爵ジークフリートの、包み込むような愛と器をわたしは感じました。

休憩前１・２幕より、休憩後３・４幕な方が、テンポ良く感じました。

メイン４人それぞれよかったですが、わたしは３幕冒頭、ジークフリート和田さんの、威厳と包み込むような暖かさを持つ歌にまず聞き入りました。個人的には後半の流れ作ったように感じます。

あと、マルガレータの紙谷さんの、乳母実は魔女というキャラもとてもよかった。

昨日とメインキャストは全員違うのですよね～印象もかなり違うでしょう、比べて聞きたかったです。

でも、シューマンのオペラって、ピアノや歌曲のロマンティックな印象と違い、ずいぶん理屈っぽいんだなぁという印象です。
特に前半は、完全に後半のフリでやたら説明臭いように感じたのは、指揮とかだけのせいではないと思います。

今年初オペラ、楽しみました。

14:00～15:05　１・２幕
休憩
15:25～16:30　３・４幕

指揮  山下一史
演出  ペーター・ゲスナー

ゲノフェーファ  前川朋子
ジークフリート  和田ひでき
ゴーロ  内山信吾
マルガレータ  紙谷弘子
ドラーゴ  大澤建
ヒドゥルフス  小島聖史
バルタザール  大澤恒夫
カスパール  岡元敦司

東京室内歌劇場合唱団・管弦楽団

平成23年2月5日  新国立劇場中劇場にて