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カテゴリ:オペラ ライブ
ノセダはエレガントに優雅に、このどろどろした愛憎劇をまとめていたと思います。やさしいのではない、この気品がたまらない。
このあいだのネルロ・サンティ同様、ヴェルディは指揮者次第であることを改めて実感しました。
歌手はおおむねよかったのでは。
リッカルドのラモン・ヴァルガスは一番拍手もらってましたが、個人的にはまだ軽い感じで、それをカヴァーするために、ソロではちょっと感情過多と感じたところもありました。
でも少しづつ役柄移行しているようですから、長く聞けることを期待。
アメーリアのオクサナ・ディカはわたしはよいと思ったのですが、会場拍手もヴァルガス、コルネッティの次(キャリアや日本での知名度的には仕方ないですね)、本人は出来に納得いかなかったのでしょうか、非常にあっさりしたカーテンコールでした。
ウルリカのマリアンネ・コルネッティは存在感ありますが、1幕2場しか出ないなら、他の出演者が出だし大変抑えめなところ、もっと爆発して盛り上げてほしかった。 「なんか最初の方あっさりしてましたね」「これだけ長場なんだからあとに持ってくるわよ」なんて会話が帰りのロビーで聞こえてきてしまいました。
オスカルの市原さん、狂言回しのコロラトゥーラで活躍してました。
それぞれの有名なソロより、2幕の重唱や3幕1場の重唱の方が印象に残っているのは、ノセダが見せ場聞かせ場こころえている証と思います。
来週のトスカも楽しみです!
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Last updated
2013年12月01日 21時48分27秒
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