|
カテゴリ:オペラ ライブ
ファビオ・ビオンディのきびきびしたヴィヴァルディ、すばらしかったです!
バロックはやっぱメリハリ大事、 60分弱とちょっと長めの各幕ですが、のめり込んでしまい、あっという間に時間が過ぎました。 小さいホールで目の前で古楽器で演奏して、ビオンディのヴァイオリン弾く姿や歌手への指示が手に取るようにわかる。 イイですね~ 今回はシンプルだけど能楽をイメージした舞台装置、演出、衣装が見事に音楽とマリアージュしてました。 漆塗りや枯山水を感じる舞台、男性役は能衣装のような出で立ちで、しかも全員が扇子を持ち、感情表現に利用する。 ホント楽しい!わくわくして聞いていました。 テオルボというリュートに似た楽器の音色を初めて耳にしました。物悲しい、エレジー感じる音色で、これ日本人好みだと思いました。能の演出で効果増します。 歌手はビオンディ氏の考え方で、かつてのカストラートは地声で歌ったのだから、地声(声域)が近いと思うメゾソプラノ主体のキャスティングになっているそうです。 まずユリア・レージネヴァが圧巻。 2幕「私は危険な海にいる船のよう」は、全曲続くアジリタとジェットコースターのような上がり下がりをものともせず、完璧に歌いきった。生で、しかも目の前で繰り広げられる超絶技巧の迫力はすごかった。 レージネヴァは3幕も技巧の入ったアリアを見事に歌ってくれました。 どうしても華やかなテクニックに耳が行きがちですが、マリアンヌ・キーランド、ヴィヴィカ・ジュノーはじめ、テクニックに裏打ちされた面々が、叙情豊かなバロックを現代に甦らせてくれました。 バロック堪能、来て良かった!! 音楽監督・ヴァイオリン ファビオ・ビオンディ 演出 彌勒忠史 (テノール) ポリフォンテ マグヌス・スタヴラン (メゾゾプラノ) メロペ マリアンヌ・キーランド エピーティデ ヴィヴィカ・ジュノー エルミーラ マリーナ・デ・リソ トラシメーデ ユリア・レージネヴァ リチスコ フランツィスカ・ゴッドヴァルト アナッサンドロ マルティナ・ベッリ 演奏 エウローパ・ガランテ(管弦楽) 2015(平成27)年2月28日(土) 神奈川県立音楽堂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年03月02日 21時39分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[オペラ ライブ] カテゴリの最新記事
|