バブリーな食事
37階と23階で連日食事しました。さすがに閑散としています。高価であるためです。個人では絶対行けないと思いました。閑散として、一等地で、なぜつぶれないか、一見不思議です。 自腹で支払うことの出来る限定された一部の階層と、社用族(死語に近い)が、これらの店舗の標的顧客です。「必要経費族」とでもいうべきでしょう。費用対効果がほとんど重要視されない業態です。景気の変化で、すこし、ほんのすこし動きが出てきたようです。 こだわり、もてなし、おちつき、別格体験、培われた演出。 素敵なファサードと贅沢な店頭閑地。顧客との関係を「個の客」としてとらえ、継続的に双方にとって幸せな関係を続けていこうとするワン・トゥ・ワン・マーケティングの実践が大切です。 ポイントカードなど顧客カードを発行し、顧客1人1人の購買履歴を把握・分析して、顧客のニーズをついた対応をするマーケティングプログラムで、支払金額や来店頻度によってサービスや特典を変えることによって個々の顧客(特に2割の優良顧客)に最も適したサービスを提供することが、利益の最大化に結びつきます。 利益貢献度の高い優良顧客を選別して囲い込む優良固定顧客の維持・拡大を図るマーケティング手法が採用されるため、閑散としていても会社清算されないですんでいます。 ロングテールは、範囲が広くフォローが大変で、経営資源が分散し集中できません。僕などは一見に近いわけですから、お店のフォローも当然ないわけです。寂しいけど、理にかなっています。