隔年おきること
8月5日が、自家用車の車検満了の日のため、隔年この時期わずらわしい。 たしかに、一定期間ごとに安全性、効率性と快適性について第三者機関に診断してもらい、国の定めた検定に合格する制度は、非の打ち所ないほど親切である。 このため、交通事故の発生が抑制され、被害に関連する出費が社会の総和として軽減されている。 関連業界への経済効果は小さいものではなく、仮に、制度を廃止した場合に現出する状況を想定し比較すれば、現行体制の護持がどれほど大切であるかは誰の眼にも明白である。 しかし、個人的にはわずらわしいうえに、出費がすくなくない。 まず、自賠責、関係税務負担や車検にあわせて有効期限が決まることの多い任意保険に加え、僕にははじめてのスクラップ費用の前払いなどの、あらかじめ制度で定められた負担が多い。回避できない負担であるが、仮に、負担が半分になるから、便益が半分だといわれても困らないと思う。 丸の内に林立する保険会社の豪壮な本店社屋を考えると、便益を維持して負担を半分にしろといいたくなる。昨今耳にすることの多い補償代金不払いも、僕の心象を酷く落とした。 保険については強制・任意を問わない話である。 さらに税金や前払金は用途が不透明のうえ、必要性について個々人が得心するほどの情報開示がない。国交省の知人は良く働くが、これとは関係はない。 翻って、物的なサービスへの投資が少ないのに驚く。今回は、タイヤ交換、ブレーキパッド交換が中心である。前回はタイミングベルト交換が焦点で、修理費も高額であった。 ブレーキオイル、トランスミッションオイル、クーラント、エンジンオイルを交換する。自分への褒美はエアコンのクリーニングとエアフィルター更新に限定した。 ボディーコーティングでお世話になっている近所の腕のいい修理店舗に今回もお願いしたが、前回より手間賃がコストダウンしていることに、うれしい反面、心を痛める。 個人的心情として虚業より、実業派であるためである。 廃盤になった、トヨタのアバロン3.0Gで旧友に近いものである。平成8年モデルなので、修理店舗のお世話で外観の傷を除去したり、コーティングしたり、フロント照明を新品に交換したりしていて、かなり大切にしているつもり。 リコールのため走行メーターの電子部品をトヨタで無償交換してくれていたので、走行距離表示は、「まだ」、6000Kmである。タイヤはこだわりのブリヂストンGR8000を履いて、オッサン走りに終始している。 2年後もさらに更新してやりたいと思う。