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テーマ:日本のワイン(265)
カテゴリ:ワイン
今日、1ヶ月ほど前に予約しておいたカタシモワイナリーの見学に行ってきました。
ウチからJRを2回乗り継いで1時間ほどでJR柏原駅に到着。 駅からしばらく歩くと、山の上の方にハリウッドばり?の「柏原ぶどう」と 中腹に小さめの「柏原ワイン」の看板。 あとから解りましたが、この看板の下がカタシモワイナリーの畑で、 このあとその看板の下まで登ることになります・・・ 町工場的な佇まいのワイナリーですが、貯蔵庫とその上のテイスティングルームは かなり歴史のある建物で国の指定文化財に指定されています。 このテイスティングルームで集合し、まずは高井社長さんからのワイナリーの歴史のお話し。 これがまた、ここの土地についての奈良時代のお話しから現在に至るまでの説明で、 畑にすぐ案内するつもりだった娘さんに「長すぎ~」と怒られてましたが、 なかなか興味深いお話しでした。 そしていよいよ畑に出発。 ふもとの畑はなだらかですが、 段々と急な斜面になってきます・・・ ぶどう畑をくぐり抜けながら登っていくと、畑の上から大阪平野を望む光景は壮観です。 ここからさらに急な斜面を登ったところに樹齢90年の甲州の古木がありました。 痛んだ幹をいたわるために社長さんがカバーをして 見た目が悪いと娘さんが言っておられましたが、 外して枯れてしまうのも困るのでそのままに・・・ こちらの甲州は、大正時代に国から新宿御苑の苗木を譲り受けたもので、 今山梨のワイナリーで主流の品種改良をした甲州とは別物の性質のぶどうで、 それが逆に堅下甲州の酸味が強く甲州らしい渋みを持った 個性的なものになっているようです。 ぶどうもバラ房で取って食べてみると、確かに生食用の甲州とは違い、 やや糖度は低いですが酸味と皮のホロ苦味が強いですね。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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