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テーマ:日本のワイン(266)
カテゴリ:ワイン
さて、いよいよテイスティング。
ココまでですでに1時間半の見学予定時間を過ぎていましたが・・・ まずは、スパークリングから・・・ デラウェアのスパークリング中口ですが、思ったよりドライに仕上がってます。 こちらのスパークリングは全て炭酸充填ではない二次発酵タイプで、 たこ焼きに合うワインとして限定販売の小瓶タイプ「タコシャン」も 斜め逆さに保管して澱引きまでして採算度外視で手を掛けているんだとか・・・ お次は目当ての柏原甲州の新酒。 これには驚きました!香りは梨の香りですが味はミネラル感も酸もガチガチでしっかり。 山梨の甲州新酒あたりのやさしくて飲みやすいタイプをイメージしていると面食らいます。 こんな強いタイプの甲州は初めて飲んだかも知れません。 ラベルのアルコール度数は13度ですが、正確には13.7度もあるんだとか・・・ 今年はこちらでも長雨の影響でベト病や猛暑の影響で収量は減ったようですが、 それが功を奏してか、例年に無いほど力強いワインに仕上がったとのこと。 2010ヴィンテージのカタシモは買いかも知れませんね。 続いては、同じ新酒白ですがこちらは合名山シャルドネ。 桃の香りで、こちらはやさしい雰囲気。 続いては飲み頃の赤。 利果園2008。マスカットベリーA。 しっかりめのミディアムボディ。樽が効いてますが、 しばらくするとべりーAの果実感が出てきて滑らか。 「利果園」という名前の由来を見学の方がの質問すると、 「利果園」というのはワインがそれほど売れなかった頃、 所有のブドウ畑で観光農園をしていた時の農園名だったとか・・・ 古いワイナリーを守っていくのにも大変な苦労があったんでしょうね。 こちらは紀州南部の梅造り名人の梅を赤ワインで漬けた「赤ワイン梅酒」 梅酒なので甘いですが、旨味のエキスがたっぷりでなかなかいけます! 値段は1575円で、こちらも採算度外視。 締めは限定品のグラッパ。 1本1万円也!でもこのグラッパを造るのにあきれるほどのぶどうを使ったとのこと。 アルコールは58度でシビレますが、ぶどうの果実味が感じられるさすがの出来栄え。 これで見学は終了しましたが、2時間半で1時間ほどの時間オーバーでしたが、 なかなかためになる見学でした。 また、もう一度訪れてみたい楽しいワイナリーで、 熱心なファンが多いのも頷けますね!
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