・会期大幅延長に言及/武部自民幹事長・
韓国の首都・京城(ソウル)からの報道によると、韓国訪問中の武部自民党幹事長は5月6日夜、ソウル市内で同行記者団と懇談し、郵政民営化法案処理が最重要課題となる終盤国会の運営について、「会期延長を当然視野に入れなければならない。通常国会の延長は1回だけなので、相当の幅を持たせる必要がある」と述べ、会期の大幅延長を検討する考えを明らかにした。 与党の幹事長が会期末の一ヶ月以上も前の段階で、大幅延長に言及するのは、何とも知恵のない話である。野党ばかりか自民党内の反小泉陣営からも反発を招きそうである。 永田町における常識的な政治判断としては各種法案の審議状況を見ながら、会期末10日前後に会期延長に言及するのが筋である。情熱と使命感はわからないでもないが経験不足と政治的未熟さは否めない。