・共産党「女性天皇」容認/市田書記局長が会見で表明・
・建国記念の日,みどりの日,天皇誕生日/本部職員「休日」に・ 日本共産党の市田書忠義書記局長は1月11日の記者会見で、政府が近く女性天皇の是非の検討に入ることに関して、「もともと天皇が男性でなければならない合理的な根拠はない。女性天皇を含めた検討がされることには賛成だ」と述べ、女性天皇を基本的に容認する考えを明らかにした。 日本共産党は昨年1月の党大会で採択した新綱領で、天皇制を当面容認する立場を打ち出しているが、女性天皇の是非については明言していなかった。 また市田氏は、これまで共産党本部職員の勤務規定で「休日」としていなかった祝日の「建国記念の日」「みどりの日」(昭和天皇誕生日)「天皇誕生日」を昨年暮れの天皇誕生日から「休日」にしたことを明らかにした。 日本共産党は昨年1月に改定した綱領で、天皇制(皇室制度)存続を当面容認する方針を打ち出したが、女性天皇の是非については明言していなかった。 市田氏の発言は不破哲三議長ら党指導部が、いわゆる天皇制(皇室制度)容認に一層傾きつつあることを示したものと受け止められている。