困ってるお子さんの心の叫び
まさか…他人事ではないで紹介したケースの1年生の児童について。 以前からペースがゆったりさんなので、よく横についてお手伝いをしていました。 先日、体育の授業中に、フッと動かなくなったのであ、また後押しが必要かな~と近寄ると、目にうっすら涙を浮かべていました。 これは……そっと手を取って「ちょっと見学しようか」と体育館の隅に行き、一緒に座っていました。 並んで黙って座っていること約15分、その子が呟きました。児童「先生、あのね」tea,「ん?な~に??」児童「お父さんがね、死にんしゃった(亡くなられた)」そして、ぽろぽろと涙をこぼし続ける。 tea,「そうか…悲しいね。お父さん大好きだったもんね」その子はこくんと頷くと、また黙って座っている。 更に10分ほどして児童「先生、あのね」tea,「ん?な~に?」児童「おしっこ行ってもいいですか?」tea,「どうぞ、急いで~~!!!!」 彼女はトイレに直行。そしてにっこり笑って「間にあったぁ~~~」と戻ってきました。その後、何もなかったかのようにニコニコ過ごしています。 我慢してたんだね……。叫べなかったんだね。なんとか吐き出せて、よかったね。 何も知らない担任の先生が、チャイムが鳴ったと同時にちょっと強めの口調で「○○さん、どうしたんですか?教室に戻ってから話を聞かせてください」と言ってきました。 ウエストバッグ内に忍ばせているメモ帳に「○○さんはお父様のことを思い出して、泣いてました」と走り書きしさりげなく見せました。 担任の先生は「そっか……」とつぶやくとその子の肩をポンとたたき「さ、先生と一緒に教室に戻りましょうね」と微笑みかけました。恐らく教室に戻っても、先生は話を聞くことはしなかったことでしょう。 その後、保健室へ行って、優しい保健室の先生とゆっくりお話ししたそうです。 やっぱり職員間の連携って必要だな、と思った出来事です。 ちょっとでも心が和らいでくれてたらいいけどな。。。。