150219 学校歯科保健指導 歯の脱灰
こんにちは「笑顔が一番」わたなべ歯科クリニック 院長 渡邊 哲です。こんにちは。 郡山市内の小学校で歯科保健指導を行ってきました。テーマは「なぜむし歯になるの?」 について講演してきました。みなさんも、なぜ? と聞かれると ・・・・・甘いものばっかり食べてっからじゃない!! とかコーラやジュースをたくさん飲んでいるからじゃない? とか 歯を磨かないからじゃない?? とか 理由はさまざまです。 間違ってはいません。歯が溶ける理由さえわかっていればいいのです!!今日は、そこのとこを小学生に理科の実験を交えて説明してきました。1、 卵を”食酢”に入れてみる。2、 1分ぐらいで卵の表面から泡がブクブクでてきます。3、 時間をかけてそのまま”ふた”をせずに 数日 観察してみる4、 1週間後、卵の殻はすべて溶けてしまいました。 うす皮だけが残り手でさわるとフニャフニャ状態に。※ 卵の殻は炭酸カルシュウムでできています。 歯も似たような成分(リン酸カルシュウム)でできていますので、むし歯菌が歯の表面についた糖分を分解し、デキストランという成分をつくり、やがてデキストランは”酸”を産生して歯を徐々に溶かし、やがてむし歯ができるのです。この理屈がわかっていれば、今回の実験で卵の殻が食酢の”酸”によって溶けてしまったことが理解出来ると思います。歯も同じで、食後 歯磨きをしないでいれば やがて 歯の表面から溶け出すことがむし歯のはじまりなのです。今回の実験は、子ども図鑑に載っていますよ。簡単な実験なので皆さんもやってみてはどうですか??