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カテゴリ:見仏
年末の京都日帰り見仏の続きです。
ランチを食べて、向かったのは、千本釈迦堂 大報恩寺です。 国宝の本堂 京洛最古の国宝建造物です。 建立以来770余年、焼失も免れてきたらしいです。 見仏目当てで大報恩寺に来ましたが、 さすがにこの建物は見事でした 中に入ると、柱に応仁の乱のときにつけられた、 刀や槍の傷痕が残っていました。 それなのに、焼失しなかったのは本当に奇跡的ですよね。 さて見仏です。 霊宝館という建物の中に、いい仏がいっぱい 特に、定慶作の六観音像(重文)はすばらしかった~ 聖観音、千手観音、十一面観音、馬頭観音、准胝観音(じゅんてい)観音、如意輪観音の6体。 どれも、動きの描写が見事で、 台座や光背も精密できれいでした。 どれか一つと言われれば、 私は如意輪観音がよかったな そのほかにも、十大弟子像(重文)、 銅造釈迦誕生仏(重文)、 藤原道真が彫ったとされる千手観音像(重文)なども展示されていました。 見仏人は、私たち2人だけ。 寒かったけど、じっくり見せていただきました おかめ塚 おかめ塚には、こんな云われがあります。 本堂造営の際の棟梁、高次が、 大事な柱の寸法を間違えて切ってしまい 落ち込んでいるのを見た妻の「おかめ」が 「いっそます組みをほどこせば…」とアドバイス。 その着想が、結果として大成功。 しかし、おかめは 「女の提言によって棟梁のの大任を果たしたと、 世間にもれては…」という理由で自ら自刃してしまった。 高次は、亡き妻おかめの名に因んだ福面を扇御幣につけて飾り、 妻の冥福と大堂の無事完成、永久を祈った。 この言い伝えにより、大報恩寺はおかめ信仰のお寺として有名になり、 災難消除、招福祈願にくる参詣者があとを絶たないそうです。 私たちが行ったときは、「おかめ展」というのをやっていて、 本堂脇の廊下に、無数のおかめの人形や面が展示されていました。 最初は3か所ぐらいで1日終わってしまうかなと思っていましたが、 まだ1か所ぐらいは行けるって時間だったので、 もう1件。 2006年の東京国立博物館の『仏像 一木にこめられた祈り』展で 展示替えで見られなかった、 菩薩半跏像(伝如意輪観音像)に会いに願徳寺に 長くなってしまったので、PART2はここまで。 長くてマニアックな文章にお付き合いありがとうございましたm(__)m ランキングに参加しています。 京都を堪能していただけたら ぽちっ ぽちっ としてもらえるとうれしいです。 人気blogランキングへ
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Last updated
2009年01月12日 14時31分58秒
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