レースニット
先日スーパーで手に取った雑誌に載っていた写真に引かれて、思わず購入。買ったからにはひとつでも作らないと。 で、レースニットに挑戦。最初はいいんですけどね。だんだん大きくなる編み方だから、あとのほうで間違いを直すのなんて、ほぼ不可能。眠いときとか、まわりがうるさいときとか、やらないほうがよさそう。この人、すごい人で、ブログにたくさん作品を載せてます。編むスピードもすごそうで、ブログのタイトルが、できる限り速く編んでますってタイトル。写真はflickerに載せてます。これがまたすごい。そして、froggedという表現を覚えた。Frogはカエルさんです。でも動詞となるとわからなかったです。しかも受身らしき分詞の形で、編みかけの写真にバンっと書いてある。答えはほどいてしまった作品、ということ。この作品はカエルになっちゃったので、池にポチャンと戻りました。だって。なんとなくわかる。御伽噺ですてきな王子様がカエルになってしまうとか、そういう感じ?魔法が解けて幻滅。いや、まてよ、あれは王子様に魔法がかけられてカエルになってたんだよね。と思ったら、なんとカエルの王子様、冬樹さんが調べてくれました。編み物をほどくのをrip と言いますが、rip it, rip it, というのがカエルの鳴き声ribbit ribbit(北米のカエルはほんとうにこう鳴きます)に似ているからだそうです。なるほど。さすがカエルの王子さまだ。去年の夏、実家からもってきた大きな糸まき。コーンってやつですが、業務用なのね。誰かが商売を廃業したとかで、くれたらしい。おおきなダンボールに二杯くらいある。織り機を買って織ってみたけど、織物は腰にきます。腰痛もちにはちょっとつらい。止めるつもりはないけど、たいしてできないな、と思いました。じゃあ、どうする、こんな細い糸を大量に??ということでレースを編んでみようという無謀なことを思いついたのでした。 こういうの、憧れだったのよね。こんなふうになるはずです。予定ではね、予定では。 というわけで、編み始めました。おっきなコーンでしょ。このカップはごく普通サイズのカップです。編み針は7号。糸は超極細。ウールと何かの混紡だと思う。詳しいことはわからない。でも、触った感じはウールです。 模様のところは図解してあるけど、日本の編み図とはちょっと違う。日本ののほうが、どの目の上にどの目がくるかわかっていいんですけどね。英語のほうは、表編みをふたつ、掛け目、表編み、二目一度、表編み3つ、掛け目、というふうに書いてあるだけ。だから図があるだけいいほうなんですけどね。 でも、今回これが編みたかったから、英語の編み図や編み方の略語とかちゃんと目を通しました。いままでとてもわからん、と思っていたんだけど、なんと文字だけで編み方を表現できる。これはこれでたいしたもんだ。ここまで言語思考だってのがね。日本人って西洋人と比べたら、2倍か3倍、視覚思考だと思います。で、これはこの前撮った写真。これで模様一段。2段目の模様が半分できてますね。交互になるからね。そういう風に数えて、今は模様4段目を編んでます。厳密に言えば、まだ2段目ってことかな。 でももう眠いからやめて寝ます。肩こりがこわいから、一日30分とかしかやってないんだけど、それでも毎日少しは触らないと、どこまでやったのか忘れちゃうんでこわいのです。こんな編み方だと、初心者としては、何段とか何目とかどうやって数えたらいいのかわかりましぇんがな。だからゲージも測ってない。ショールだから、適当な大きさで止めればいいの。問題はショールとして使えるほど大きくなるまで編み続けられるか、です。