恋のような　愛のような

[恋愛都市] カテゴリの記事

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• 夏祭

  　眉山の頂に西日が落ちていく。蒸し暑さの残るアスファルトの打ち水が乾く。街は連夜の祭りの興奮の沈静した穏やかな表情でまたもうひとつの夜が来ようとしている。　彼女(A)はキャミソールの胸元からはちきれそうな胸のたわみをさらして、さきほどから、このダルイ地方都市の美容室で、うつむいて女性週刊誌を熱心に見ている。　シヤンプーシートには上向きにされたままの女性(B)が,顔に布をおかれたまま放置されている　優子(C)は鏡の前で、タバコをふかしながら、やはり熱心に携帯をいじくりまわしていたが、やがで飽きて、瞳を閉じて、その眉間はしわをよせている。　待合の丸椅子にすわり、髪を染めた蓮っ葉なその女(D)は、やはりダルにぼんやりと髪型の雑誌をぱらぱらとただめくっている。　そこに彼女(E)はあらわれたのだった。

  Aug 15, 2005

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• 僕はＢＥＤをはなれることをやめることにした

  「あいしてるひとがいるの、だから、ごめんね。こんなに愛されたことない、だけど、わたしの心はここにないの。そんなきもちで、あなたを愛すことはできないわ」　彼女は自分の人生に酔っていた。なにかしら愛をSTEDYな変容しないものだと考えている。　いったい何から学んだのか？　彼女が彼を愛したのは、異なったMHC、免疫質を持つ彼の匂いを好ましく感じ、彼のキスで彼を知る。その動きは彼の個性の表現で、彼との人生を想い起こさせた。　彼のそばでアドレナリンや、ノルアドレナリンや、テストステロンな時間を甘く感じて、パーパミンの安らぎの中にいた。　MHCが彼女に彼の子供を宿すことを起動している夜。　そのマタリアルは、オキシトシンという名前の彼女の脳の中にある物質で、絆を司る。　現実の彼が彼女を捨てても、そのオキシトシンは彼女の脳に作用を続けている。　喪の明ける期間は一年だが、彼女の愛の実態である、オキシトシンは彼のそういった記憶物質を再生し、彼女の箍になっていた。　愛の終わりは確実に終焉を迎えないと、貴之のように興ざめの恋に関心を持たなくなってしまう。あなたはそんなひとだとおもわなかったあなたがわたしにしてくれたことそれはわたしのみかえりを期待した不誠実な誠実だったのねそれは愛じゃないわ尻軽なあなたスキャンダルに気をつけてねいい事務所と、マネージャーを紹介してあげるから　何らかの遺伝的な脆弱性と環境的な負荷、とくに対人的な緊張が重なって、次第にその影響は、対人関係に現れ始めた。複数の人間の話し合う内容が、いったい何を目指しているのか、その場の流れがどうなっているのか、自分はどう振る舞ったらよいのか、ということが分からなくなっていった。家族のなかで、人を批判するような内容を強い口調で言い合うことが、緊張を高め、悪化させる。やがて、整合性のある応対や、的はずれな言動を繰り返し、重い疲弊感に襲われた。ある一連の手順を、自然に、論理的に説明不可能になった。　私が取引先の関係者とそういう関係になったことはなかったし、いまもってない。　彼女は僕に抱かれたあと、こういった。「しってたんでしょう？」「なにを？」「私の家のこと」「しらないよ」　彼女の実家はそのわたしのクライアントのクライアントだった。縁故入社だか契約社員だった、まあ地方の支局はおなじようなものだか。　彼女は私との関係がそういったものに、付随するものなのか心配しているのか否かが、私には理解できなかった。そういった目的で彼女に接近する男が多いのを匂わせた。　彼女は長髪で１７３CMの長身だったから、地方都市で浮いていた。学生時代の京都の恋の痛手で、地元に戻った。　私は東京である女と共棲していた。彼女があるクリスマスに東京に現れた。そしてこの物語はエピローグを迎える　縁がなければそれまでと考えて、一人でいます。去るものは去りますが、孤独と向き合っていると出会った理由を考えてしまいます。穏やかな関係が変化する理由はいろいろでしょうが、妥協的な人選を行うことが、その後の亀裂の要因になるでしょう。ストレスがであったところから生じています。ではその人でいいかどうか、どのようにきめることなのでしょうか？それは今の状態でなく未来を照らす人でなくてはならないでしょう。　あなたの大切な人はそんな人ですか？それはあなたが決めること感情を殺すようなことはしないで「もうあえなくなるの」「あっても時間の無駄だよね」「わたしと寝たかっただけなんだ」「みんなそうでしょ」「そう」「もうあわないほうがいいね」　男が悪いのか、女が悪いのか意見は分かれるかもしれないが、どうしてこんなに簡単に人は別れを決めるのか理解できない。「出会うのは理由があるのよ」「そう」彼女はそんなふうに言っていた。愛し合うものが憎しみを感じると、それは愛よりも深く、二人の絆を破壊し、辛いことになる。自分が自分であるために、それを守るために、不必要な人間関係を早めに切る誠実さについて考えてみる。つめたいあなたの壁は壊れることがあるのだろうか。「それはあなたのお父さんが十分な教育を受けられなかっただけなんだよ。だれだってちゃんとした教育を受ければ、貧しさとは無縁の幸せな子供時代を過ごせるさ。　あなたの世代に離婚が多いのは結婚がなにか、いい生活や将来の保障の契約だと考えているからだよ。　ぼくでない男性はあなたを選ばなかった理由を考えてごらん　たぶんそれは君の責任だよ。　僕は愛されていないの知っていたけど、すきだったから君の納得するまで時間をかけた。　君の言葉の暴力は十分に殺傷能力あるよ。そのゆがんだ個性は君のおかあさんそのままだ。　君の娘がそんなふうになるのは時間の問題だけど、だれかいってた、あかちゃんは生まれる前におかああさんとおとうさんを選ぶ権利があるって。　まあ幸せをいのってるけど、僕を必要としなくなった理由とおなじ理由で別れを持ち出される懸念はあるね。　きみはもう１９歳ではないし、この不条理な世界の大人として泳いだ年月は君自身なんだからね、知らないでは済まされないよ、たぶん」「そのことば、そのままおかえしします」彼女は急にレストルームのドアを閉めた。それは私の頭に直撃した。彼女は済ました顔で失礼といった。殺意というものを始めて感じた。額から血をながしている僕に彼女が言った。「救急車呼ぶ？それとも警察？」「殺意感じたことある？」「いつもだけど」彼は彼女を実家に帰した。殺意のある人間と同居する危険を冒してまで、結婚生活を維持する必要はない。「僕の味方ではないの？」「味方ではない」　家庭裁判所の廊下で、私と書記官の打ち合わせを立ち聞きしていた彼女は、罷免すべき調停委員の人権侵害の発言に関する彼の見解にうんざりしていた。　こいつはいかれている　家庭裁判所で彼女は月２５万の生活費を要求した。　いつかお前がげんきになったら裁判所にうったえてやる、裁判所であおうと　自宅の廊下ですれ違いざまに妻はつぶやいていた。　言葉の暴力は殺傷能力がある。私の自宅において禁止されていたこと。ツナ缶を一缶食べること。ドアを閉めること。注意うけたこと。呼ばれたらすぐ来ること。ごみすてに行くこと。その月に得た収入はすべて渡すこと　疲れ果てた私が待っている食卓は、ご馳走だと感じたメニュー、レトルト製の鰻、彼女の上げたフライドチキン。まずしい食事の記憶は冷凍食品の餃子の焼いたものをレンジで温めたものと納豆。レタスのサラダはあまり食べた記憶はない。キャベツの不ぞろいに刻んだものが冷凍コロッケの向こう側にあったりした。　私は月末に現金で50万円を渡していた。彼女の家計簿には出金は記入したあったが、入金の記載はなかった。年間600万の生活にしては口座にのこる金額は不自然だった。そのことを話すと切れた。　彼女がいなくなって私の通帳はなくなった。銀行の担当者は定期的な記帳の事実を私に教えた。NETBANKINGの乱数表がなくなっていた。それらの再発行に銀行は彼に5000円を要求した。　彼女がいなくなって部屋のGUCHIがなくなった。私はしかたなくRHINKPADのカバンを仕事につかった。　彼女のOLDENGLANDのコートなどはなくなったが、よくわからないメルローズなどのどうでもいいものは粗大ごみのように置き去りにされたままだった。　部屋はそんなふうに変わった。私の使えるお金は交通費である1000円・一日分を含めて週に一万円だった。朝足りないことに気がついて、眠ったままの妻に「お金補充してよ」ていうと「何で朝いうのよ」と怒鳴りつけられた。　彼女の廊下にたたきつけるように投げつけた千円札を拾って、ポケットにしまうと、涙がでてきた。　振り返ると彼女は仁王立ちで「なんかもんくあんの」といった。　その背後で２歳になった娘が怪訝そうに微笑んでいた。「べつに」　私は涙を拭きもせず、家を出た。そして二度と帰ってこなかった。　そして女友達が僕を支えてくれていると感じたとき、その体を開き、その体で癒しあったはずの男と女の関係が、何だったのかうつろに考えていた夕暮れのＢＥＤで、涙が出てきたのは私の体を大切にしなかったことへの後悔だった。　そんな感覚が男にあるとは思わなかった。幾人もの男に穢れた体があるなら、幾人もの女によって穢れた男の体があっても自然かもしれないが、ここに横たわる自分の体が、穢れているかはともかくとして、ＶＩＲＧＩＮＩＴＹにある種の解決を見出そうとしている僕にとって、そのからだを通り過ぎた女達の残滓を、処理しようとしてあえいでいることに当惑している。　なかば開いたカーテンから、雨の気配を感じた。東京の週末は終わり、新しい一週間が動き出している。僕はＢＥＤをはなれることをやめることにした。　それから２０年になる。今年、僕は４８歳になった。

  Aug 8, 2005

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• 祇園　恋の夢

  ことしもおわった祭まもなく秋の気配祇園精舎の鐘の幾千年の諸行無常あなたのうつむいた横顔華の命　ささげて男の命　うけとめるたそがれの河原町並んだふたりの長い影きえていくあなたの後姿おいすがって　ひきとめるいかないで　わたしを　ひとりにしないでつめたいせなか　だきしめてあの夜のおもいでわたしはいきているいかないでそのひとことがいえなくてあなたのいない京あなたのいない祇園いまならば　いえるいかないで　わたしを　さみしい都に　おきざりにしないで香炉の紫の白檀のゆらぎことしのなつもあなたはこなかった祇園　恋の夢枕をぬらす　男　ひとり

  Aug 4, 2005

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• 僕はBEDに眠るきみのための朝食の準備をして

  むしろそういった愛のやさしさはときに彼女をスポイルして永遠の恋の幻想をいだかせたのかもしれない彼女は僕を利用した僕はそれを容認したそれは恋でなく恋の火遊びだったあの朝ほんとうにぼくはきみをあいしていたんだそんな日曜日のあさが永遠に続くと思っていた僕がばかだったのさまた　おなじ季節がきてきみのだいすきなぼくがぼくでなくなったことのいみをさがしているよありがとうきみなりにあいしてくれて僕はBEDに眠るきみのための朝食の準備をしてグレープフルーツをスカッシュしてクロワッサンをすこしだけオーブンであたためたBEDのきみは少女のようにねむりこけてそれはまるで永遠のねむりのようだった

  Aug 2, 2005

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• 月の道

  深夜の道を下弦の月に山の稜線がかすかに見えて自転車ははしるきみのすむ街へ日曜日の早朝まだ夜のままで自転車ははしるきみの住む街へ

  Jul 31, 2005

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• 京都２

  あなたのいない街をあるいてあなたの息づかいを感じで夏の京都つめたいお豆腐つめたいくずきり夏の京都夏の恋都こんどはいっしょにこようねこんどはいっしょだよ

  Jul 20, 2005

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• 華美でなく　あるいは　叙情的な

  抱きしめられて囁かれた飾り立てた言葉の信じたい誘惑に惑わされる時間現実な絵空事を繰言にしてあなたが嵌めた罠肉欲の深ささえ無意味にする無邪気な笑顔の嘘の現実もうどううでもよかったわたしがもうどうしようもなるまでの時間あなたはそうやって手ぐすねを手繰り寄せてわたしに浸透圧をかんじさせてどうするつもりなのかおしえて？

  Jul 12, 2005

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• 恋愛することで人生は一発逆転するのか？

  一発逆転したひとはいますか？

  Jul 10, 2005

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• かれこれ

  　じつは　最近電話がならないなと思っていた。　ふと思って電話機をみた。　電源が上がっていた。　充電器に繋ごうといつもの場所を探したが、ない。　かれこれ一週間前のことだ。

  Jul 9, 2005

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• 京都　恋都

  南禅寺の路地をはいったところで竹の子ご飯を食べた。たそがれの嵐山で夕涼みをした。川岸にふたり座って、いくつも缶ビールを開けていった。ふたり酔っ払って夜のトロッコ列車に乗る。祇園花笠　おしろいの後姿おどけて写真を撮った。なにごともなくしあわせな時代にたくさんの微笑みを撮った。きみはふたりでとる写真を恥ずかしがって深夜の先斗町でぼくたちは相変わらず飲み続けた。ふらふらになって河原町をあるく夜風がここちよくて御所のホテルまであるいて帰った。そんななにげない一日ありがとう京都　恋の都

  Jul 6, 2005

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• そのそこはかとなき

  浮世の浮き草のながるる闇夜のせせらぎのせせらぐとめどなき思いはつりことなしちいさきねがい銀河にちらかる星屑のまばたきのあいだの寝屋の睦言たびにしあらばさだめうすしそのそこはかとなき闇夜の光明ぞたが君のもの恋かな

  Jul 6, 2005

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• ＬＯＶＥＶＡＬＬＡＹ

  　夏季休暇の キャンパスをあとにして　ＬＡ郊外を走るＢＭＷ　あなたに あいにいくわ　摩天楼の 向こう側の天文台　ふたりだけの夏　わたしをうけとめてね　そして　ふたりだけの　未来の話をしょう　星がおちてくる街で

  Jun 29, 2005

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• 螺旋階段

  　　まわりこむインターチェンジを、ゆうこのボルボが坂を上りきる。　静謐な車内の、レザーシートにホールドされて、東京を離れていく。　からまった時間を解きほどけなくなると、ゆうこは東京から消えた。　　ＧＰＳは彼女の位置を世界に広げていく。　どこにいても、なにをしていても、仕事は彼女を離さない。　むだなことだとは思いながら、夜明け前のマンションを後にした。　おきざりにした男たちは、彼女のいなくなったことすら、きがつかない週末の、ありふれた時間の、どうでもいいような社交に、なにか気晴らしを求めている。　「北軽井沢にいく」　祐介の返信はなかった。　午前4時、仕事をしているのか、仕事の内の、酒場なのか。　もういっそ分かれてしまえば、こういったすれ違いの毎日の、不甲斐なさを回避できるのだろうか。

  Jun 28, 2005

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• ふあふあのお耳

  それは月夜であなたはウサギ彼氏といても上の空いい男だねあおってあげるびょんぴょんぴょん夜にまぎれてぼくはすっかり酔って愛がなくても愛し合えるほどくたくたさおねがいぼくのうさぎちゃんはやくでておいでそのふあふあのお耳でゆめごこちにしておくれ

  Jun 24, 2005

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• 京都　夏の夢

  神宮寺の石畳をふたり歩く今年の夏も　　ふたり歩く竹林のざわめき麻の日傘のかげろうゆめからさめてあなたがいた絣の着物をはだけておどけてうちわで子供のようにはしゃぐいつもの四条川原の茶店みたらし団子をほうばる君旅館の縁側ふたりほうばる西瓜ゆるりとあいしあってまったりともとめあってこんどは　秋にこよううねまっててね　京都

  Jun 20, 2005

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• 女優　かの女

  「言えないけど俳優座や、そんな感じの劇団よ」「ミュージカルなの？」「お芝居よ」「そうか、舞台女優なんだ、だからきれいな筈だね」　彼女は謙遜せず、やさしい笑顔で彼の次の言葉を待っている。女優にきれいだと言うのは失礼にあたるかもしれない。売れない女優の短い命のはかなさ　はじめて会ったPrducerが、彼女に業界をそんなものだと思わせたのだろう。彼女は女優をrichになる近道だと思っただけだった、無論それも事実だけれども、彼女は自信だけがすべてで、プライドは分相応のものではなかった。反感を買って干された。彼女の代替はいくらでもいた。　彼女は感受性の専門家だった。表現者として伝えることを仕事としていた。　彼女が伝えるのは感動だった。感動のない毎日に、感動を生じさせることが、鈍っていた感性を目覚めさせるのが、彼女の天命だった。　人の心のなかにある明るく素晴しい情緒を、彼女は伝えていく。無垢で、純粋な心が、彼女の周りの人間の魂は揺さぶられ、真綿のように洗われるような時間が流れ出す。スタッフが半ば開いたドアの向こうにいたから、僕たちはハグできなかった。僕は彼女の手を取って16世紀風のキスをした。すると彼女は同じように僕の手を取り、おやすみのキスを返した。

  Jun 18, 2005

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• 　I 　DONT　CARE

  　あってどうなるわけでなく　ためらっていたとしても　こんなきつい毎日　いいじゃないか　たかがいちどかきりの人生　たかが恋　こころつぶして　いきていくのか　あいたければ　あいにくるでしょう　あなたのいないよるが　とうりすぎていく　スイートルームで　きれいなところだけみせて　エスカルゴとシャンパン　きれいなところだけ舐めて、嵌めて　　いずれにしろ朝はくるのだけれど　いずれにしろさよならはくるのだけど

  Jun 9, 2005

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• Ｉｎ　ｔｈｅ　ｈｅａｔ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｎｉｇｈｔ

  　Moon gorouths Blowing　　　　　　　暴発していく月の拡張　Uncontoroled emotional resucre　　情緒的に制御不可能な　Love disostor storm bringer　　　　愛の災禍の嵐をもたらす　Frozen mind cruseing　　　　　　　凍結したこころの航海　Nothing but HATE with body　　　　憎悪の宿った肉欲の　Loosing of your turuth hasitete　　躊躇する真実な喪失 Be there INSIDE of your EVIL　　　　邪悪なあなたの祠（ほこら）の中で　Blows Grouth unblivebable level　　　解析不可な領域に侵食し隆起する　My body is your Body　　　　　　　　あなたの身体が私に同等な Release pendings　　　　　　　　　　充溢のほとばしりを遅延して　In the heat of the nigiht　　　　　夜の微熱の中に　We Be　　　　　　　　　　　　　　　我々は　かくのごとき　Rizeing Disire into your ruin 　　　互いの愛欲の驚喜のとめどない　sarrows into Loose minds　　　　　　悲哀の向こう側にいってしまう　I love you ,Nothing but yourBoDy　　愛というには身体的な　OH GOD You go I go everywhere　　　時空をこえていきまくる女神と僕(しもべ)よ 　

  May 30, 2005

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• 危険な関係

  　彼はあぶないよ　というやつが　いちばん危ない

  May 30, 2005

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• 深夜の渚の潮騒のように

  　深夜の渚の潮騒のように　逆流する循環参照の未解決な恋の　心拍は暴発する位置で　あなたは冷静にわたしを観察してる　ぼくはぼくで夢中で　ジャックダニエルのビンを持って　窓辺にひざまずくあなたを見てる　　行為は言葉より重く　　時間を切り刻んで　理性のこわれいく景色の　よせあう心の影が　部屋の壁に揺れる　さあ　すべて　　坩堝（るつぼ）の喧騒の街　わたしを見せてあるいてちょうだい　わたしが彼女だと　この胸のあなたの刻印をふりかざして　ひるんでいく女たちのなかを　誇らしげにみだらなわたしが駆け抜ける　あなたはわたしのものだといってちょうだい　わたしはあなたのものであるように

  May 30, 2005

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• 夜の匂い

  彼女はＢＥＤのライトを自分のそこに照らしながら、とぎれときれに聞いた。「こういうこと、よく、あるの？」「こういうことって？」「いましてること」激しい強さで押し返してくる。貴之はサイドテーブルのぬるいキールを流し込んで、彼女の表情をみた。黒髪が赤くなった頬にかぶる、かきあげて、彼のグラスを飲み干した。「どう思う」「恥ずかしい」「きみはこういうことよくあるの」貴之は彼女の両腕をつかんでＢＥＤの上に拡げた。「はじめてよ」「うそだ」「いや」グラスが床におちた。「こんなひとだとおもわなかった」「どうおもってたんだ」「もっと、ひどい、人だと、思ってた」「なぜ？」「だって、たくさん、メールが、きたのよ」「どんな」「彼は、ひどい、おとこ、だって」彼はするどい視線のまま、わたしにキスすると同時に、うごかなくなった。

  May 29, 2005

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• 恋の侏儒の言葉

  　命がけな恋　愛しているが、命をかけているという訳ではない。

  May 28, 2005

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• わたし結婚したいんですけど　（22歳OL）

  どこでお婿さんみつければいいの？

  May 23, 2005

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• きみにあえなくなるなんて

  しんじられない

  May 18, 2005

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• ぼくのきみの大好きなところ

  かわいい笑顔 素振り仕草きれい肌瞳足清純純朴清楚素朴愛らしい愛嬌雰囲気言葉遣い心遣い

  May 16, 2005

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• 京の雨

  　NETでリアルタイムレーダーに京都の雨をみた。　午前4：00の京都に雨が降っている。　WEBカメラで画像を見る、無論人影もなく。　わたしの気分はその都市をさすらう。　だれだったか思い出せない。　彼女が変わると京都に行く。　　　竹林が雨にぬれている。　外灯の仄明かりの中で、幻をみていた。　ああ、八坂神社の参道で、手をつないだ。　ああ、本能寺の境内で、アイスを食べた。　ああ、鴨川のだんごやで、白鷺を眺めた。　ああ、大文字があんなに大きかった。そういった、時空を壊してしまう恋愛都市。

  May 7, 2005

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• 空回りする観覧車の位置から眺めているあなたへ

  　余りにも猥雑な気分のまま　子供のような無邪気さで　あなたが壊していく積木仕掛けの幸福に　したりがおで、教えをたれる、通行人　あまりにもありふれた方法で　いったいなにを確かめるというの　そういった疑義に満ちた振る舞いや　移り行く景色の中で変わる気分は　変わらないなにかを壊しに回る観覧車　痛い言葉をなびかせてたなびく雲に　雨のゆくえを聞いたとしても　それは地平線の彼方の月にでも聞いてくれ　わたしは招待されたPARTYなどごめんだ　そして途方にくれた現実の時間の　どこかで聞いたような手垢のフレーズで　そうあなたはなんですか？　そうあなたはなにさまですか？　居酒屋に居合わせた酔客の言葉に　耳を傾ける僕はお人よしだが　うつりゆくよしなしことに　いっぱいいっぱいのあなたは　　そうですか　いいでしょう　きいてあげますよ　だれもきみのためにそれをしないかもしれないし　ぼくがきみのためにきみのはなしをきいてあげよう　きみがめをさますまで　きみがめをさますまで

  May 5, 2005

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• ある不純度の高い結晶の眠り

  　裕介は荒れていた、わたしのせいだ。　わたしの心にあいつがいることを気づいている。　もうどうしようもない。　この鈍い男にどうやって理解させる必要があるのか、「裕介さあ　彼女とKISSしたってほんと？」「だれからきいたの？」「ある筋」「彼女とKISSしたよ、六本木の狸穴坂の上で、お嬢さん5人並んでました、　右からお休みのキスしました、彼女は右から4番目でした。HUGもしました」「そう、、ま、どうでもいいけど、私の顔つぶさないでね」「つぶれてるの？」「なんか裕介とだめになるようにいわれる」「だめになるんじゃないの？」「けんかうってるの？」「確かめてる」「不安なのね？」「ちがうよ、ピッチをそろえてるだけさ」「その仕事の用語、私用で使うのやめてくれない」「カタカナ禁止令か」「なんかアフフォみたいにみえてくる」「アフォだけど」「この電話きっていい？」電話が切れた。

  May 2, 2005

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• 無題

  　「ぼくたちどこに行くんだろう」　彼のことあきらめたのに、離婚しちゃった。　愛されたわけでもないのに。　不倫覚悟してばかなわたし。　色めきたつ西麻布交差点。　「まさか？」　「二人目でしょ、奥さん」　「なんかわけわかんなっくなってきた」　「ようするに仕事しずきなのよ」　「でもなんかケチってはなし」　「そか」　「でもさ、こりない人だよね」　「そだね」　「わたし、わかれなきゃ」　「三人目狙ってがんばるしかないか」　彼は飲み歩いている。技巧的な恋愛の積み重ね。　とりあえず飲み歩いている。なにか埋めている。　「私　２回目の結婚式の夜の飲みにいたよ、　　　彼は午前３時に澄ました顔で帰っていった」　「三時か、そんな結婚しなきゃよかったのにね」　「なんかみんな別れるのはわかってたらしいよ」　「なにそれ」　「わかんないよ」　「不釣合いだったのかな」　「なにがどう不釣合いだったのかなあ」　「で、さあ、彼と結婚してさあ、なにかいいことあるの？」　「あの調子だと胃が痛くなるよね」　「なんか一日14時間仕事してるらしいよ」　「へえ？中毒というか、ほかにすることないのかなあ」　いきつくとこって、どこ？

  Apr 24, 2005

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• 田園調布四葉女子大学恋愛学部教授会のお知らせ

  　　業務・教務の遂行担当分野の件　上記アジェンダにて教授会を開催いたします。　なお生徒諸君は自由参加可能ですのでふるって　日ごろの満足度調査に参加願います。（修正；文責　TERUX）

  Apr 22, 2005

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• 恋の区役所

  　貴之は、区役所に、婚姻届を持っていった。　受付に赤いスーツを着た彼女がいた。　「いらっしゃいませ」　「戸籍係はどこですか？」　「戸籍係になんのごようですか？」　彼女は昼休みに塗りなおした　シャネルの赤い口紅をヒト舐めして言った。　　「いえ、ちょっと、」　「だれかと結婚するの？」　「ええ、まあ」　「私と恋に落ちても？」　「え？」　「受付表を記入してください」　彼女は桃色のカードを差し出した。　こう書いてあった。　｛今夜7：00　南禅寺でお待ちしています｝　貴之は手にした婚姻届をもみ丸めながらこう言った。　「あ、急用が、できました。銀行の端末はありますか」　「24Fにございます、それではこれをつけて、おゆきなさい」　彼女は天使の羽を差しだした。　「ありがとう」　「それをつけると人間の乙女と恋が出来なくなりますがいいですね」　彼女は自分の天使の羽をすこし触りながらそう言った。　そこで貴之は目を覚ました。　そっと羽を触ってみると、フェザーな感触がした。

  Apr 20, 2005

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• 後令泉家令嬢物語

  　同行したサントリーの部長はその店で一番高い系列の山崎のボトルを入れて、ソフトドリンクを飲んで支払いを済まして消えた。「ゆがんでいるかもしれませんが、人の幸せや喜びは、ねたみや嫉みの対象として格好のもでです。あなたがしあわせであればあるほど、嫉妬するかたがいるかもしれません。それが人知れずしあわせになるこつかもしれませんね」「京都は手厳しい」　僕たちは彼女の英国留学した際に訪問したモルトのバカラの薄いグラスを僕に差し出した。僕はそのやわらかいスコッチの香りを匂いだだけで、口にすることはなかった。　彼女は43歳で医学部と商社にいる前夫と間の2名の娘のシャメールを開き、どちらが私の好みか聞いた。わたしは痛々しく感じ。あなたがいいと答えた。　離婚時に金銭的な問題は起こさなかったといった、そして原因は私のわがままだったといった。　僕はカウンタの横に彼女を抱きしめていいか聞いた。「いいわよ」僕たちは長い間抱きしめあっていた。　令泉家の令嬢の香りは現実感のない切ない感じだったのは、私が酔っていたからに違いない。「HUGして」「いいわよ」　僕は彼女に抱きしめられた。　カウンターのボーイが不思議そうな顔をしている。藤原家の末裔のお姫様に抱擁されて、夜が更けていく。　彼女が僕を必要とするのでなく、僕にそういった栄養をくれる彼女の存在に、なにげなくマキの思い出に浸ろうと飲みにきたそのCAFEで、たじろいでしまう。早すぎる春や、夏に。「まきちゃん、夏にフランスから帰ってくるらしいよ」「え？フランスにいってたの？」「しらなかったの」「まあそういう仲じゃないしね、そか夏か」僕は夏を描いた、ここにいるのか？夏はなにをしてるんだろう。オーナーは７年前の純愛の理解者だった。「なんか、落語家と交際があったみたい」「芸術家同士でよかったのに」　くだらないPARTYで知り合ったそういった関係がどう恋愛に変化するのか。上京した彼女を案内する落語家の言動が掠める。無論不倫になっただろう。スキャンダルにならないのが、業界なのか、ニュースバリューがないほどの芸術家なのか。彼女はパリでも売れないで日本に何をしに来るのだろう。　僕はこの７年を思った。そして当事者でない彼女の７年の辛苦を思うと悲しくなった。人はなぜ生きていくのだろう。　

  Mar 21, 2005

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• 恋の区役所

  「恋愛届けですか？」「はい」「はじめてですか？」「はい」「純愛証明書はおもちですか？」「なんですかそれ」「さいきん　おれ恋の被害がすごくて、いちおう恋愛式はされるわけですよね」「？」「あといらなくなった恋の破棄処分証明書をおつくりしますから、そこの用紙にいままで好きだったひとの名前をかいてください。それを記入するとにどと”より”はもどらなくなりますのでご注意ください」　天使のような瞳をした受付係の若者に私は恋をした「あの」「なんですか」「お付き合いしているひといますか」「わたしは天使ですので恋愛は必要ありません」　彼はやさしく笑った　私は目が覚めた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  Mar 17, 2005

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• 令泉家の末裔のお嬢様とひな祭りの終わった深夜にCAFEで飲む

  　同行したサントリーの部長はその店で一番高い系列の山崎のボトルを入れて、ソフトドリンクを飲んで支払いを済まして消えた。「ゆがんでいるかもしれませんが、人の幸せや喜びは、ねたみや嫉みの対象として格好のもでです。あなたがしあわせであればあるほど、嫉妬するかたがいるかもしれません。それが人知れずしあわせになるこつかもしれませんね」「京都は手厳しい」　僕たちは彼女の英国留学した際に訪問したモルトのバカラの薄いグラスを僕に差し出した。僕はそのやわらかいスコッチの香りを匂いだだけで、口にすることはなかった。　彼女は43歳で医学部と商社にいる前夫と間の2名の娘のシャメールを開き、どちらが私の好みか聞いた。わたしは痛々しく感じ。あなたがいいと答えた。　離婚時に金銭的な問題は起こさなかったといった、そして原因は私のわがままだったといった。　僕はカウンタの横に彼女を抱きしめていいか聞いた。「いいわよ」僕たちは長い間抱きしめあっていた。　令泉家の令嬢の香りは現実感のない切ない感じだったのは、私が酔っていたからに違いない。

  Mar 5, 2005

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• 自転車

  　月夜の暗い道を　君を後ろに乗せて　自転車はすいすい　走っていく　　風はつめたくて　手をまわして　ぎゅっとした　　もっと　もっと　はやく　はやく　月夜の闇夜を　駆け抜けてく　　もっと　もっと　はやく　はやく　このまま　　ふたり　風になりたい　　暖かい手　優しい手　このまま　このまま　どこまでも 真夜中を　つっぱしれ　つっぱしれ

  Feb 5, 2005

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• アルマーニ色の夕暮れまで

  　彼女は、遠くを見ていた。　僕は、彼女を見ていた。　彼女が買ってくれた初めてのアルマーニ　あなたは　シャツが似合うわ　知っていた　僕を愛したあなたが　誰かをわすれるために　アルマーニを着た男の影「すてきな恋をしてきたんだね」「そんなことないわ」　僕はみたこともないそういった彼女の　終わった恋を乗り越えるために　二人来た冬の京都で　ゆっくりと　私を見た　私の肩に両腕をまわして　そのシャツの襟をなおしてくれた　その甘い香り　

  Feb 3, 2005

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• Kyoto_LoveStory

  「璃子ちゃん」「はあい」「あなた、貴之はんに、なにもろうたん？」「おかみさん、見てはったん、うち、わからへんの」「なにが？」「貴之はんのメモ　1257て書いてるだけねん」「部屋番号やね」「うそ、、璃子どのホテルかわからへん」「あんた、貴之はんにえろうすかれとるねえ」「どこなん、貴之はんのお宿」「御所のホテルにお泊りやで」「あい」璃子は、電話をするか、ホテルに押しかけるか、迷った。貴之は、璃子の夜勤のバイト先の祇園に、接待で、時折現れていた。「ここで君が一番きれいだね」「おおきに」渡り廊下で、貴之にそういわれて、半年が経っている。なおかつ奴は東京の男なので、おおきにの意味がわかっていない。「お昼はなにしてるの」「お勉強してますぅ」「そうか、それは、えらいね、院かい？」そんなに大人に見えるのかなあ「いえダブっております」「そりゃ大変だ」「大変だす」電話をかけた。「貴之様はあいにくお出かけでございます」まだ祇園でぶいぶいいわせてるのか？居留守なのか？「メッセージを承っております」「はあ」「明日」「あした？」「南禅寺で」「はい」「湯豆腐いかがですか、とのことです」「え？湯？豆？腐？　？？」「はい　ゆ　ど　う　ふ　です」「・・・・・・おおきに」電話を切った。「おかみさん、貴之はん、うちにゆどうふごちそうしてくれはる」「さよか、いってら」しかしややこしい奴だ、なんでホテルのフロントに難破させるのか？ま、いいか。璃子はすこし安心した。今日は勝負パンツでなかったから、というよりそんなものもっていなかった。（続く）

  Jan 31, 2005

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