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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:プーリア
プーリアのDOC、生産者はヴィニコラ・レスタ。プーリアのワインは久しぶり...と思ったら、正月に、カステル・デル・モンテのロゼを飲んでました。でも、ロッソを1本開けることは、あまりないですね~。ネグロアマーロ80%、マルヴァジーア・ネラ20%のブレンド。
この地域で美味しいとなると、大抵は、暑さで緩み気味のストラクチャを、バリックで、ガシガシと支え、抽出も強めにして、ひたすら濃く仕上げる、厚化粧タイプが多くなります。こうなると、いくら美味しく飲めても、せっかくの地元品種の特徴がかき消され「プーリアでワインを造る意味が失われて」しまいます。 エティケッタの裏書きを読むと「輝くルビー色、香りはフルーティでエレガント、素晴らしい骨格と優雅さを持ち、円やかで香り豊かなワイン」だそうです。樫の小樽で10ヶ月熟成。ふ~ん。 確かに、明るいルビーか、もう少し紫がかってますね。ドボドボ黒い濃いワインじゃないです。香り豊かでエレガントです。酸も綺麗で、樽のニュアンスも「大樽で熟成してるんじゃないの?」というぐらい「おおらかで」「柔らかい」です。ただし、やっぱり、柘榴をかんだような渋さや、過熟な、甘く苦いようなニュアンスが後味にあります。南のワインはどうもダメという人はここでアウトですね。これが一昨日、昼に抜栓して、夜に飲んだ印象。 昨日は、ぐんぐん円やかさを増して、香りにも尖った部分が消えて「なんともエレガント」です。エトナのネレッロマスカレーゼとまでは行きませんが、とても美味しいです。これが、あの、プーリアのワインとは思えません(プーリアの関係者の方々ごめんなさい)。過熟なジャムのニュアンスが消えたわけでは無いですが、全体の中のひとつの要素として、居場所を見つけたようで「必要悪」的に「あ~、南のワインを飲んでいるな~、日向の匂いがするなぁ~」と気持ちよくさえ感じられるようになりました。美味し~いです。基本的には、料理と合わせたいですね。塩が効いた「チーマ・ディ・ラーパのオレッキェッテ」とか新鮮なコッツェがたっぷり入った「ティエッラ」とかがいいですね~。あ、「ポルペッティーニのオレッキェッテ」もいいなぁ。 Salice Salentino Rosso 2003 / Vinicola Resta お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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