夕べ友達から急なお誘いで、岡山県立美術館で開催中の
ジェームズ・アンソール展に行って来ました。本日が最終日。
予想以上の人の多さに驚きました。特にお若い方が多くて、
関心の高さを感じました。友達に誘ってもらって、感謝です。
アントワープ王立美術館が改装されるにあたり世界で最も
多くのアンソールの作品と、彼に影響を与えたルーベンス
などのフランドルの巨匠達や同時代の画家達の作品を
約100点一挙貸し出しされている、貴重な展覧会です。
アンソールといえば仮面や蓋骨が重要なモチーフですが
彼の両親が土産店を営んでいて、カーニバルの仮面や
民芸品を売っていたらしく、それが影響しているのかも。
当時あまりにも奇抜で斬新だったために酷評にさらされ
たそうですが、20世紀美術の先駆けとして後に高評価
されました。辛辣な皮肉がこめられた作品もどこか憎め
ない感じ。傑作<陰謀>はずっと眺めていたかったです。
同時代の画家達は、ほとんど知らない方ばかりでしたが、
最後まで飽きずに観ました。日本の扇が描かれた絵画や
武者を模写したのがありました。でもやっぱり<陰謀>が
一番印象的で、好きな作品でした。地下展示室の手前に
こんな看板みたいなのが。顔の部分が2カ所空いていて、
此処に立って写真が撮れるんです。運良く空いていたので
撮りました。仮面の顔って、どんなのかな?このサービスは
とても嬉しかったです。なかなか楽しい時間を過ごせました。
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