華麗なる一族~ドラマの方がドラマチック?
ドラマの「華麗なる一族」にハマってたんですが、とうとう原作も読破しました。うーん。面白かったし、最後の徹平の悲惨な死に方が、ドラマと全然違う。恋愛沙汰も特にないし。山崎豊子は本当に社会派小説なんだな、と思った。題材はものすごく面白すぎ!ただ、淡々と、正義派と悪党派の戦いを描き、ときには正義派が負けてしまう(白い巨塔など)ことがあって、やきもきしてしまう。そこに目をつけた映画やドラマが、「華麗なる」脚本でドラマチックにして、すっごく面白くなるのかな。昔の映画も観たけど、それはそれで、また少し小説を脚本してる。キムタクの「華麗なる一族」は文句なしに面白かった。キムタク批判を除いては・・・・。まあ、ドラマの面白さを追求すれば、主演がキムタクでも文句言えないよなあ。山崎豊子、これからも色々読んでみたいけど。「白い巨塔」「華麗なる一族」の、登場人物の描写と、社会の翻弄さ、政権を勝ち取るみにくさに、脱帽いたしました~。