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カテゴリ:中学生時代
中学2年生の頃だった、そのころ、山の上にあった我が家の窓から
眼下に広がる町をながめるといつも気になる家があった。 ちょっとした丘があって、その家は建っていた。 うっそうとした木々に囲まれて、赤い屋根と白い壁は、空想をかきたてるに充分だった。 そう、あの家には、きっと足の悪い少年が車いすに座って、いつも窓から外をながめているの。 寂しくて、お友達もいないの。 いつも空をみて、小鳥とお話するだけ。かわいそうな少年… 私はその自作の物語に浸りきった。 そうだ、今日はその少年に話しかけに行ってみよう!と思い詰めた。 さっそくひとりで、山をおりて、その家のある丘に登った。 ぐんぐん近づいた。家のまわりは木々が茂り、垣根も高く、 中は何も見えなかったが、勇気をだして少年に会おうと思った。 と、突然だった!わんわんわんわわわわわわわん!!!!!!! 大きな犬が垣根越しに吠え立てた!! 垣根のちょっとした隙間から首を出して牙をむいている。 今にも飛びださんかまえだ。 私はびっくりして一目散に逃げて帰った。 夢は終わった。 少女だった私の空想は、何かに触発されての物かな?と 考えてみましたらありましたね~~~~! 1955年フランス映画「我が青春のマリアンヌ」 これだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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