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カテゴリ:母
お婆ちゃんも、母の長兄も亡くなってから、
母の次兄は、家を整理して、自分等は、嫁の実家近くに住んだ。 次兄は、数学的な頭脳が良かった。中学生の頃は、先生が、 彼に数学の授業を任せて、なんと、自分は、麻雀をしていたそうだ。 大人になってからは、長く田舎の校長先生を勤めた。 やたら穏和なお人好しの次兄は、数学が得意であるのに、 お金に関して、脳天気だった。 彼の妻は、姉が、証券会社の社長夫人だったので、戯れに お婆ちゃんの家を整理したお金を全部株に変えてしまったし、 また、全部無くした。 次兄は、私の母に電話してきて、 「薫子ちゃん、こういうわけで、君にあげる財産は、何にもないよ。 ごめんね~。だけど、よかった~~、ほっとしたよ~~ だって、株は、家内がやったんだよ、 僕がやったんじゃあないんだから~! ぼくがやって、失くしたんだったら、彼女に、どんなに怒られたかしれないよ。 あ~~よかったなぁ~~」と、 いかにもうれしそうに言ったのよと、 母は私が大人になってから話してくれた。 どこの家も、財産なくすより、妻が怖いのか~? 現在も元気で晩酌をしながら夫婦仲良く、 100才近くを生きている。 それにしても、曾お爺さんの大きな大きな財産は、 やっぱり、3代目がつぶすことになったんだね。 曾お爺さんごめんね。叔父に代わってお詫びします。ごめんなさいね 曾お爺さんの心を思うと、 曾お爺さんが、哀れだな~と、 これを書きながらふと、思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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