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カテゴリ:中学生時代
中学校に入学するころ、また、引っ越し。
入学してすぐ、恒例の全校マラソン大会があった。 全校生徒が男女に分かれて、3学年が、一斉に走るのだ。 一年生なのに、私は女子で一番になってしまった。 だからと言って、だれも、おめでとうとか、すごいね、 とか、表彰されるとか、何もなかった。 また、全校登山の日にも、私は一人でどんどん登って、 なんと一番に頂上に着いた。1時間ほど待っていると、 ぞろぞろみんなが、登ってきた。 クラスメイトに囲まれた男の先生は、にこにこしながら、 「早く登ったって、なんにもならない、僕たちは空の青さや 虫や、草をみたりして、たのしかったよね~~」と 友人達を 振り返ったのだった。 私は、ちょっと驚いたが、すぐ、 (遅かったから、負け惜しみを言ってるんだな)と 子供心に思い直した。 しばらくして、運動場の一画にプールが出来た。 水泳では、校内には泳げる人が少なくて、市立中学校○○大会に出た。 そこで、平泳ぎの部で優勝したが、 運動クラブに誘われたことは全くなかった。 田舎だから、まだ、運動などで、競うという制度が 定着していなかったのか?不思議だ。 中学生のころは、毎日、家で、お人形創りをしていた。 たくさんの近所の子供達が、私の人形をもらうのに、順番を待っていた。 毎日お人形と針箱を持って登校し、 お休み時間に人形ばかり創っていたから、外に遊びに出たことがない。 卒業式の日。教職員の人々全員に、 手作りの小さな人形をひとつづつ配って廻って卒業して行った私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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