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カテゴリ:中学生時代
中学2年生だった。
担任の若い男先生が、私をめったやたら贔屓した。 1年生の時、暗くなるまで残って、クラスの仕事を黙々とやっていた私を 気に入って、2年生の時、自分のクラスに引っ張ったのだ。 みえみえの贔屓だったが、友人は、だれも、ブーイングしなかった。 皆、おとなだったのか?無関心だったのか?感が悪かったのかは、 わからない。 どういう風に贔屓されたかは、書きたくない。思い出したくないから。 無視されるのは、さみしい事だけど、 あまりべたべた可愛がられるのも、気持ちが悪い。 私は、反抗的になった。 とうとう、 テストを白紙で出すことを思いついた。 ついに、自信たっぷりの先生にも、 自分が私に嫌われているらしき事実が理解できたらしい。 次のクラス替えの時、 世界中で一番無味乾燥な女の先生のクラスになった。 それで、すこしほっとして、おだやかに暮らせたが、しかし、 世界中で、一番無味乾燥な女性の先生のクラスは、 刺激も無く、 ひどくつまらないような気もしないでもなかった。 o(≧◇≦*)o(←わがまま…) ククク… 20年後、同窓会に行った時、他校の校長になった、あの男先生が現れた。 「君たちの様に、反抗的だった子供の人生について書いてみようと思ってるんだ」 と、のたまった。 私は、(反抗したのは、あんたのせいだよ~)とは、言わなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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