|
カテゴリ:高校時代
1957年私は高1だった。
一人の美しい上級生がおられた。おられたなどと言いたいほど、 美しいお姉様だ。真っ白な肌。鼻筋は高く通り、唇は、やさしげ、 目は涼しく、スラリとした肢体。日本人離れした、くびれたウエスト 林間学校などに行けば、一緒のお風呂に入る私達じゃがいも軍団は、 ただただ驚嘆するばかりの形の良い真っ白なお尻。 おっぱいときたら、 アホ女子高生の私達でも見とれるくらい、 たわわにゆれて、しかも、大きすぎず、 ぶっくりした田舎のおばさん風でなく、さっくりとした形状。 彼女は笑ったことがなかった。と、思う。私は見たことがない。 髪をたらして、いつも静かにいた。 制服でない場合、あのころはまだ、自分の服などは、 すべて自分で縫って着るという時代だったから、 夏になると、ぐんと胸の開いた谷間のみえみえのワンピースを縫い、 虫も殺さぬ顔で着ておられた。 私たち、じゃがいも軍団は 「ほほ~~~」と口を開けて見るしかない。 だれも、彼女に、いちゃもんをつける元気はなかった。 ある林間学校の夕べだった。 希望者だけで、人数は、それほど多くはなかったが、 先生達のお説教の時間が終わってみると、 彼女がいなかったことが判明。ざわざわと広間がゆれた。 すると、どこからともなくす~と現れた。 先生が 「どこへ行ってたんですか?」と詰問。 皆、固唾をのんだ。 「星 みてました」 と、 鈴を振るような声で悪びれることもなく言い放った。 主任の先生以下、だ~~れも何にも言えなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|