227849 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

読まなくてもいい話

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

alex99@ Re:こんにちは~~っ(06/21) 朱鷺子さん かなり 健康を回復 されたよ…
♪テツまま@ Re:こんにちは~~っ(06/21) 暑いけど 大丈夫? 生存確認にきました
朱鷺子6565@ Re[1]:こんにちは~~っ(06/21) ♪テツままさんへ わあああ! ありがとう~…
朱鷺子6565@ Re[1]:こんにちは~~っ(06/21) ひよこさんへ ありがとう~~~!!!!!…
朱鷺子6565@ Re:こんにちは~~っ(06/21) ありがとうございます!!
ひよこ@ Re:こんにちは~~っ(06/21) マイペースで過ごしましょう~
♪テツまま@ Re:こんにちは~~っ(06/21) きゃあ〜 生存確認できた〜 人生いろい…
銀河 遼@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) 頑張って…その上で天命を待つのと、頑張ら…
ばあチャル@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) おかえりなさい♪ 復帰のお気持ち嬉しいで…
tckyn3707@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) 初めまして、alexさんのところで知りまし…
2009.02.12
XML
カテゴリ:大学時代
私が大学生になった時
両親は、東京の家はそのままにして、仕事の為、地方へ移った。
東京の我が家には、私とすぐ上の姉だけが残っていた。
お正月に、引っ越し先の家に帰省すると
仕事関係の人々のお年始で盛り上がっていた。

私は、お酒の席に挨拶ができるような女の子ではなかったので、
茶の間にいた。すると米屋の女主人が入ってきた。
この女性は、常に母をサポートしてくれている頼もしい女傑だった。
いつも私を可愛がってくれていた。

「お嬢さん、一緒に飲みましょうか?」と、どんと座った。
お酒の大好きな女傑は、一升瓶を前にしていた。
私と米屋の女主人は、湯飲み茶碗で飲んだ。
私は、まだ、お酒の味などは、何も知らなかったから、
いくらでも飲める気がした。ぜんぜん顔に出ない体質なのだ


「突然、泣きたくなるほどの感情がこみ上げてきた。
丁度、その頃、友人の恋人に横恋慕していた私は、
どうにもならない切なさが、酔うほどに噴出してきたのだ。
自分でも、信じられないのだが、苦しいほどの悲しみが襲いかかった。

大声で、わあわあ泣いていると、母が部屋に布団を敷いて寝かせてくれた。
枕元では、「申し訳ございません!私が悪いのです」と米屋の女主人が
平身低頭していた。
母は、濡れたタオルを私の額に当てて
「あら~~この子は、泣き上戸なのね~~」と呑気に言った。
私は全く、誰にも、叱られなかった。

でも、泣いたのは、あの時限りだ。
その後の50年間のお酒は常に楽しい。

人間は、ほんとうに悲しい時だけ、泣き上戸になるのかな?






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.02.12 18:30:04
コメント(14) | コメントを書く
[大学時代] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X