“ドラマ”としては、面白味はあるのだが。
いかんせん。現在の帝のことを、あまり盛り込んでこなかったことが。
わずかに足を引っ張っているね。
ほんと。わずかですが。
理由は単純だ。登場人物が多すぎて、分かりにくいのである。
そのなかには、現在の帝も含まれてしまっている。
そこはともかく。
最終章へ向けて、準備万端。
そんな感じかな。
まぁ、
想定出来る、今後の展開を考えれば、明らかに準備だし。
気になることがあるとすれば。
“次の帝”の表現が薄いことか。
登場人物の認識が出来ていれば、楽しいんだけどね。
そのハードルが高すぎるのが、今作ですから。
で、ここのところ、ずっと思っているのだ。
結局、今作は、
どのあたりを、どのように描くのが、最適解だったのだろう?って。
現状、面白くないわけでは無いし。
必要最低限の部分は網羅されているし。
“歴史モノ”としても、それほど不満はないのだ。
意外と。
補足のためのナレーションだとか。人名および素性のテロップだとか。
そういうのを、もう少し増やすだけで、全く違ったのでは?
例えば、先の帝と、今の帝の関係性なんて、そのひとつだろうし。