連続テレビ小説『らんまん』第91回
第19週「ヤッコソウ」内容娘を亡くし、悲しみに暮れる万太郎(神木隆之介)寿恵子(浜辺美波)りん(安藤玉恵)倉木(大東駿介)ら長屋の面々も、心配していた。敬称略作、長田育恵さん演出、渡邊良雄さん“今回だけ”を見れば、特に悪いことも無く。普通に、普通のことを描いている。まぁ、“事情”もあるのだろうけど。もうちょっと長屋の面々を登場させても、良かったような気もするが。万太郎は万太郎で、主人公だから忙しいだろうし。これも“事情”だろう。寿恵子は寿恵子で、いつものように“事情”もあるだろうし。その一方で、まつ、倉木、りんを上手く利用して、上手くやっている感じだ。実際、登場させない方が、絶望的な印象を強めることが出来るだろうし。コレはコレで、“事情”を加味した描写で、悪くは無いです。ただし。モデルがあるとは言え。ちょっと引っ張りすぎかな。確かに、今回のコトが起きたのは、先週の“金曜”だろうし。描かない方が、逆におかしいことも分かっている。が、ここで、なぜ、引っ張りすぎ。。の印象を受けてしまうかというと。今作が“連ドラ”としての下準備を雑にしかやってこなかったからだ。いつだったかの福治ではないけど。幸せと不幸が。。。っていうのと同じ。幸せをシッカリ描くから、不幸が際立つのである。例えば、万太郎が仕事をしたり、寿恵子がその手伝いをしたりしているとき。万太郎の仕事の邪魔をしてしまったり。寿恵子のお手伝いのようなことをしたり。ふたりと子供との関わりを、もっと丁寧に描いておけば、ここまで、“とってつけた感じ”にならず。結果的に、“引っ張りすぎ”の印象にならなかったのだ。川の字になっている程度では、物足りないと言うこと。気がつけば、“事情”もあって、いてもいなくても良い状態だったし。この状態で、こういう展開を描いても。。。。ってことである。今作は、母の時も、祖母の時も、ちょっと強引ではあるけど、いろいろと盛り上げるために盛り込んだ。だから、それなりに感動的に仕上がったのである。“連ドラ”で下準備を怠った結果。。。だと言えるだろう。もう一つ気になったのは、ラストの“コト”に、長屋の面々を絡めなかったことかな。これは、ほんと残念。他の場面は、深夜、早朝などで、ごまかしはきくだろうけど。なんだか、閑散とした長屋である(笑)いっそ、倉木でも登場させて、子供たちのためとか言って、持ち帰る場面でもあれば、違っただろうに。なんなら、まつが、みんなに世話になっているから。。。と呼びに行っても。。。。たとえ、あざとくても、それが“連ドラ”というモノだ。雰囲気を優先させたということにしておきますが。でも、それを優先させたがために、長屋の雰囲気、、、人情長屋の雰囲気を壊し、逆に、妙な雰囲気を生み出したのは、言うまでもありません。TBは以下のミラーへお願いしますhttp://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-8183.html