おめでとう♪ でもさみしいな~
それは突然知らされた。「ねぇ、先生、ジュンくんところ、今月いっぱいでお店閉めるって。知ってた~?」えっ、そうなん?(驚)友達のその言葉に、その後の会話はただ返事を返すばかりでした。そのデンワの後、お店のホームページ、ジュンくんのブログをチェックした。最新のブログの題にはこう書かれてあった。「みなさん永年のご愛顧ありがとうございました」ホントにお店閉めちゃうんだ・・・最初、僕に起こった感情はさみしいな~僕とジュンくんとの出会いは、平成3年の4月か5月ぐらいだったと思う平成3年3月に修行先の大阪から地元の播磨町に戻って、徳山接骨院を開院させた僕はイイ感じのお店(お酒が飲めるBar)がないかな~と東加古川駅前をぶらぶらしてた時に見つけたのがジュンくんのお店「J's bar キャプテン・センシブル」路面沿いに小さな立て看板があって、古いビルの地下1階にお店はあった。誰かの紹介で知ったわけでなく、飛びこみで入ったお店だ。8人ほど座れるカウンターとテーブル代わりのウイスキーを熟成させる樽がひとつある小さなお店でした。そのBarの若い店主がジュンくん。客は僕ひとりカウンターに座って「ギムレット」という名のカクテルを頼んだ。ジンにライムを絞ってシェイクするショートカクテル。当時の僕は、初めてのお店(Bar)では最初にこのカクテルを頼んでいた。僕の好きなカクテルで、ギムレットが美味しいお店は僕の好きなお酒を飲ませてくれる。そう信じて、いつも飲んでいた。ジュンくんの作るギムレットは僕の好みのキリっと辛い、ジンが効いた中にフレッシュ・ライムのさわやかを感じるギムレットだった。一瞬で、ジュンくんとJ's barの虜になった僕は、週に4,5回(ほぼ毎日じゃん!)、仕事が終わるとすぐにジュンくんのお店に遅くまで飲んでいた。当時僕は、25歳で接骨院を開業したてジュンくんは僕の1個下で、ジュンくんも自分のお店を持って1年経つかぐらいの時でした。音楽の話しから、お酒、食べ物、映画の話しに、彼女の話し、いろいろ話したなあ~年近くして、同じように独立して頑張っている同志のように思えて、親しみがわいたし、僕にとって、彼の店は非常に居心地のイイ空間だった。お店でいろんな友達も増えた。それもうれしかった。そんなお店が無くなるってんだから、僕にさみしいという感情が起こるのも当然のことだ。その後、ジュンくんは、東加古川で25年間「J’s bar」を続けてきたわけだが、今月いっぱいでお店を閉めるという。昨年末、一緒に明け方まで飲んだ時には、そういう話題は出なかったし、2月に入って、友達にお店を紹介した時にもそんな話はなかった。いつの間にか「J’s bar」は加古川で一番古いBarになっていた。「伝説のBar」であり、「レジェンド」の域に達していた。そんなジュンくんに負けず、僕も「徳山接骨院」を23年続けてきた。この3月で24年目に入ります。飲食店も新しいお店がつぎつぎ出来るし、僕ら接骨院も新しいのがつぎつぎ出来てきています。その中で「お店を長く続けていくのは大変だ」という話は、お互いによくしていた。お客(患者さん)に必要とされなければ、店(接骨院)を続けていく価値(やりがい)はなくなっていくよね~お互い、続けていこう! 頑張ろう♪って・・・だから、残念に思う。ジュンくんの最後のブログを読んでいるうちに、僕の中にそういったノスタルジックな想いと、残念だなあ~、さみしいなあ~って想いが次々にあふれてくる。それとともに、ジュンくんの想いも僕にはよくわかります。だから、書きたかった。書きながら、涙が出そうになってくる。そんなジュンくん、お店を閉めて、次の仕事は、関東にある某私立高校の学生寮の100名程の生徒の父親母親替わりになる仕事だそうです。奥さんのリサちゃんと2人で寮長寮母になるそうです。もともと人好きのジュンくん、奥さんと一緒にたくさんの寮生に囲まれて、ノリノリで新しい仕事に取り組んでいる姿が早くも目に浮かびます。とても、ジュンくんに合っていると思います。そんな、素敵な仕事に巡り合える、そこがジュンくんぽくってイイし、うらやましくも思えます。おめでとう。ホントにおめでとう♪