ひび割れ アンティーク を レジンで作ろう!!
こんにちは♪ ツイッターでちょこっと紹介をしていた ひび割れレジンの作り方を紹介しようと思います。この記事で初めて目にする方もいらっしゃるかな?こんな感じのひび割れを作ろうという記事なのです。ツイッターでは反響があったような無かったような?だけど、たぶん、こんなことをやったのはトマトが初めてじゃないかな?と思ったので、記事にまとめることにしました。ご興味いただけるようでしたら、写真の次に、作り方を説明しているので読み進んでくださいね。実は、この写真たちの実験で出来上がったものは、とりあえず手元にあった資材で作ってみたものなのです。それらは、10年ほど前のものもあって、すでに、販売されていないものもあり、これじゃぁ、他の方は作れないし・・・せっかくこういうものが出来ることがわかっていても、幻の技法になってしまうなぁって思いまして・・・だったら!!現在、手に入るもので誰でも資材さえあれば作れればいいじゃん!と、さらにコストをかけた実験へと着手することにしたんです。なので、その意気込みはどうぞ買ってやってくださいませ(笑)と、前置きが長くなりました。では早速実験をはじめてみましょう☆彡というか、勿体つけるのも面倒なので(笑)、結論から言えば、UVレジンにデコパージュの技法のクラック仕上げを合体させてみよう!というワザなんです。ただ、デコパージュのクラック仕上げは2タイプあって・・・アクリル絵の具をひび割れさせるものと、透明な合成樹脂部分にクラックを入れるものがあるのです。今回はこの後者の方を使って、UVレジンも合成樹脂なので、うまく調和が取れるんじゃないか?という実験だったりするわけです。デコパージュをやったことがある方なら、この説明だけですぐに出来ちゃうかもしれませんね(^^V 記事が長いので、結論から先に書きます【総評】コーティングも含めて、扱いやすいなぁと感じたのは、2番目の防水つやありと5番目の厚塗り艶出しのものでした。ヒビの入り方はおそらく、コーティング剤の厚さでかなり変わってくる気がします。レジンと同じ様な透明感で、ヒビを入れて違う材料を使っているように見えないのはこの2つのような気がします。そして、クラック剤はコスパも含めて、デコアートパーフェクトクラックルの2液目が良いと思います。とりあえず、この材料の2種類を購入すれば、こんなワザも使えるという検証は出来たのではないでしょうか??ってことで、この先の記事をご覧下さいませ❤A:用意するもの UVレジン液 (今回はベースに清原UVレジン液を使用) 着色料 ベースカラーになる濃い目のもの (今回はベースに宝石の雫を使用) ひび割れをはっきり見せるためのもの(今回はレジン道さんのメタルシャイニーブリリアントゴールドを使用) シーラーまたは仕上げ剤 今回はパジコさんのものを5種類、実験してみました。 パジコさんの防水シリーズ と シーラーの3種はクリックすると販売しているところへ飛びます。 お値段、もう少し安いところもあるかもしれないので、各自探してみてね♪ *実験結果でお勧めを決めたいと思います。5種類のものは下記写真参照ください。 ひび割れ剤 今回は2メーカー使ってみました。 チャンディ DZ-026 クラックル デコアートパーフェクトクラックル260の2液目の方だけ使用 B:手順 1、ベースを作ります。UVレジン液にベースカラーを入れて着色し、UVライトで固めます 2、UVレジンがきちんと固まった後にシーラーや仕上げ剤を塗り、乾かします。 塗る厚さは、清原のレジン液くらいの固さのものを薄く塗る程度の厚みにしてあります。 今回実験に使用したシーラーや仕上げ剤はPADICOさんの5種類。 上記作品たちは、すでにメーカーとしてなくなってしまったハルエンタープライズさんのデコパージュ仕上げ剤、ハルハードフィニッシュというものを使用しています。HALさんのはデコパージュ系のものは、凄く品質が良くて長年使っていても劣化が少なく、愛用していたのですが、すでにもう、手に入らない・・・というか、一部引き継いでいらっしゃる会社もあるのですが、このハードフィニッシュは現在作っていないらしいです。(レシピは聞いていたらしいのですが、再現しきれなく、新たに独自の会社のレシピを加えたのでハルの名称はつけなかったとのことでした)それならば、レジン系の方になじみがあり、通販でも手に入りやすいメーカーさんのもので作れればよいなと思い、今回はパジコさんのを使うことにしたのです。 どれがクラック剤に合うのか、やってみなければ判らないので、今回はしたの写真の5種類を試してみることにしました。注)シーラーや仕上げ剤によって、粘度が違うので、本来なら、薄く3,4回に分けて塗らなければならない物もあるのですが、今回は、8時間以上放置して、しっかりと乾かすことを前提に、どれも同じくらいの厚みに1度塗りで塗っています。UVレジンの上にこの5種類をのせて、一晩乾燥させます。 3、今回は実験なので、クラック剤を2種類使うことにしました。上半分にパーフェクトクラックル下半分にチャンティクラックルを試してみることにしました。(こちらはベースに同社のトランスファーコートを塗ることが条件になっていますが、違うものでも出来るかな?とやってみることにしました。)*あと数社、クラックル系を出しているメーカーさんがあるのですが、お手ごろ価格なのはこの2社かなという感じです。上半分、下半分と混じらないようにして塗布します。パーフェクトクラックルは、薄めに塗ると細かいクラックが、厚めに塗ると大きめなクラックが入るように出来ています。*チャンディクラックルは、たまに半分固まったものが購入時からあるようです。注意書きに書いてありました。その時はお湯で溶かして更に湯煎してくださいとの事。手元に届いたものもまさにその状態で、そのようにしてみたのですが・・・まだ濃かったのかなぁ?写真を載せるまでもなく、実はクラックはどれも発生しませんでした。念のためにHALトランスファーコートの上でも、HALハードフィニッシュの上でも実験してみたのですが、うまくクラックは発生しませんでした。やはりチャンディトランスファーコートの上にのせないと、出来ないのかもしれません。チャンディトランスファーコートでの実験もしてみたのですが、トランスファーコートを何回か重ねたりする時間もかかるし、細かいクラックにはあまり向いていないようなので、ここで終了しました。ってか、これだけ材料がそろうとデコパージュをまたやりたくなりますな(笑)チャンディのも、木材で普通にやるデコパージュだと良い感じに出来ます。トランスファーコートはまた、ちょっと違う実験で登場させる予定なので、次のブログをお楽しみに♪デコパージュ・・・最近は凄く簡単に出来るものが主流になっていますが、実は、凄く手間のかかる方法で前はやっていました。出来上がりの良さも持ちの良さも雲泥の差があるのですが、乾くのを待つ時間の長さがあるので、少しずつの作業になります。なので最近主流のデコパッチとは、個人的には一線を画しています。似てるけど、絶対違うものっていう感じがします。ただ、昔のデコパージュの技法は色々レジンにも応用できる気がするんですよね。4.さて、パーフェクトクラックルで上手くヒビが入ってくれたので、次は色を入れる作業です。 デコパージュでは、ステイン系のものやアクリル絵の具の金や銀をヒビにこすり付けて入れ、表面をふき取って、絵の具やステインが乾くまで1日ほど置くという方法がとられています。もちろん、その方法をとってもOKですが、時間短縮を図ってUVレジン液にブリリアントゴールドを混ぜ、それを表面に摺りこむ感じで綿棒で着色、表面をふき取る方法をとりました。レジン道さんのはさすがに凄くて、実は表面にもかなり残ってしまいました。もうすこし、性能の悪いものの方がヒビにだけ入ってくれて良いようです。トマトはステンシル用の昔のアクリル絵の具を使っています。今購入してみるとすれば、例えば、金色なら油絵の具系列。安いしチャレンジしやすい価格ってことで。慣れ親しんだメーカーさんだと ヴィトラーユ ライナー20ml バーメイルゴールド あたりが良いかも?試していないので、だめだったらごめんなさいっ!!購入の基準は溝にはいって、表面をふき取れる塗料で乾くと耐水性があるものです。あとは木工用のステイン系等など・・・UVレジン液に溶かす方法よりも、着色料を乾かすほうがきれいにいくと思います。まぁ、そのあたりは、各自、オリジナリティを発揮してみてください。とりあえず今回は、ふき取った後にUVランプで硬化させています。 右下のオレンジのは先日ファイアオパールっぽいものを作ってみたのですが、ついでなので、HALトランスファーコートを塗り、それに左側ヂャンディクラックル、右パーフェクトクラックルを塗る実験を追加しています。HALトランスファーコートは㈱アルファ さんから発売されています。 硬化後はこんな感じに写真だと少しわかりづらいですが、ヒビがきれいに入っているのは、1と4です。2はヒビの入り方が深くいい感じですが、若干レジン面との剥離が出る場合もありそう、金の塗料がにじんでいますが、それも味になるかな?と。(個人的にはこのくらい濃くでるほうが、ヒビがはっきりとして好きです)ヒビの入り方の深さはベースの厚みにも依存するところがあるので、1,2,4が使える!!あとは、作者の作り方次第で使いやすいかどうかになると思います。3,5はヒビが入ってくれませんでした。そして、オレンジのものはチャンディクラックルは入らず、パーフェクトクラックルは1,4と同等の入り方をしています。トランスファーコートを厚くすると、おそらく深めのひびが入ります。ヒビが入ったところで、表面のUVレジンをきちんとふき取ってあれば、水洗いをするとクラックル剤はきれいに洗い流せます。歯ブラシ程度の固さのもので洗い流してみてください。UVレジンを使わずにステインやアクリル絵の具でヒビに着色をしている方も、きれいにクラックル剤を洗い流してください。クラックルは水溶性なので、水につけるとぬるっとした感触があります。そのぬめりが無くなればOKです。UVレジンで着色した方はあまり、このぬめりが最初感じないかもしれないですが、一皮剥けた感があればそれでいいと思います。薄くUVレジンが付いているので、あまりぬめらないかもしれません。ヒビの大きさはパーフェクトクラックルの厚さに依存していきます。薄く塗ると細かいヒビがはいり、厚く塗ると大きなヒビが入るので、これも、作者によって調整をしていくしかないと思います。5.この後に上に1回UVレジンでコーティングして仕上げとなります。ただ・・・それだけじゃちょっとつまらないので、せっかくだから、本来の使い方のトップコートとしての実力はこの6種類、どんな感じなのかな?と♪ただ、ひび割れするだけに使うには、量としては多すぎるので、他の用途としても使えたら一石二鳥だと思いませんか?ということで、UVレジンを上にのせたのち、再度トップコートとしてそれぞれの番号のものを上に再度塗ってみました。なんとなく判るでしょうか?やっぱり5の艶出しが一番ピカピカしています。いい感じのトップコートになる。ただし、どれも表面が完全に固まるまで、2日以上かかりそうです。乾いたなぁと思って爪を立ててみたら、どれもまだ、やわらかめで傷が入りました。うっすらと黄緑色に見えているのはゴールドが表面に残ってて、それが反射しているからなんです。ということで、検証はここまで、長い記事にお付き合いくださいまして、ありがとうございました☆彡にほんブログ村にも参加中でーすにほんブログ村 ブログランキングにも参加してみました☆彡レジンアクセサリー ブログ