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カテゴリ:ITホットニュース
株に詳しくないものは、よく解らないことが多いが、
一連のライブドアVSフジテレビの株争奪戦、 いろんな解釈と方向付けが出来てしまうので、理解するのが難しいもんですな(^^;) 焦点は・・・・もういちど〔TOB] でも、今回の一連の流れを見て簡単に整理するとこうなるのではないか? M&Aの天才児 ほりえもん=堀江貴文氏は 例のベースボールチームの買収が出来なかったので、 次のターゲットを探していたところ、「ピン!」と来るターゲットを見つけた。 時折彼が口にしていた 「・・・だけの資産価値しかない、お買い得な」ニッポン放送株に目をつけた。 狙いは、ニッポン放送が保有する優良なフジテレビ株とポニーキャニオン株 (・・による経営支配権) 「さあ、どうやって相手に知られないようにこっそり買収しようか・・・」 と今までのM&Aの知恵と手法を延長させたのかもしれない。 それが時間外取引で大量の株を買い付ける という作戦だった。
これについてはニッポン放送が 証券取引等監視委員会に調査を依頼している (・・・元々、時間外取引で、しかもある資産運用会社の売却額とほとんど同額を 買い付ける第1回目の売買が談合であったら違法ではないか?・・・) 堀江氏には「インターネットと既存マスメディアとの融合を促進したいので」 という夢もちろんあるだろうが、漠然とした計画性の無いものだった・・のでは? という気がしてきた。 昨日7日のサンデープロジェクトは面白いゲストが2人出てコメントしてくれた。 「本来M&Aは買収する相手(従業員など)に対して、買収した後の待遇などを 公表開示して理解を得るべき」<佐山展生氏> 「普通、証券会社が仲介して行われる株取引だから、大量株買付けが売り側との談合で 行われる・・・というのは一概に言えない」<永沢徹氏> 佐山展生氏は京都の方(洛星⇒京大)で親しみが沸くというのもあるが、 話す切り口が根本論、理想論から降ろしてくるので芯にブレない。 オダジョーカットの前身のようなヘアーの弁護士・永沢徹氏は、たんたんと 法律のことを分かりやすく解説してくれた。 さすがテレビ朝日、よく調査して面白いゲストを連れてくる (ときどき外すけど) 見る角度の違う2人だが 「そもそも、外周の会社の株の話などはいいから、ニッポン放送自体の企業価値を上げられるのか? そうでなければ、マネーゲームのにおいがどうしても消えない」 ここが問題だ!と この部分では一致していた。 そのあとサンデープロジェクトの特集で、横浜市/中田宏氏の活躍を報じていたが 彼はずいぶんと「改革」をうまくやっているな・・・という気がする。 とても精力的で「燃えている」 ・バブル時代の負の遺産をなんとか償却する方法(みなとみらい21) ・地元建築業に再編と自立を促す(入札改革) など、従来型の市長では出来ないこと(横浜市建築関係者)をつぎつぎこなす。 建築業者を一同に集めて、「がんばろ~!」と呼びかける姿は、 どことなく 初代ウルトラマンに似ている
まさにウルトラマン=救世主なのかも? 改革者はすぐに受け入れられない。体制が安穏としていればいるほど・・・ 「(自立しないで)このままでいれば、先細りになり、みんな生き残れないということを、 何度も何度も(地元建築業者に)お話しました」<横浜市/中田宏氏> とあるように、 真に改革したいなら、何度も相手を説得して理解してもらう・・・必要が あるのだろう。ほりえもんには、そこが欠けているのである。 彼は本当にニッポン全体の放送業界の救世主になり得るのだろうか? どことなく似ているのが、ピグモンだが・・・(^^;)
ただ、堀江氏がIT全体を広く宣伝し、かなり一般の人が 関心を寄せてくれたことは、今年の起爆剤だ!大いに感謝したい 当面の焦点は、 ライブドアによるニッポン放送株50%超と フジ側の新株予約権が認められるのか? に移った
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最終更新日
2005.03.07 14:58:39
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