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カテゴリ:はっちゃけ!楽しい課外活動
ひじょーに長く有意義な一日だった。 まずはアメリカン大学の日本人学生達が主催する「座論」という勉強会の講演イベントに出席。 スピーカーは在日本大使館経済班一等書記官の矢木孝幸氏。 テーマは以下の2部構成。 第1部:個人と組織のかかわり:私流「会社と働き手」論 第2部:留学をしている人たちへ・留学して得していますか? ~留学で得していること、損しかねないこと~ 第1部では年間労働時間が減少の一途をたどっている事実や労働報酬の細分化という時勢をもとに、働く側の意識の変化と雇う側の意識の変化が説明された。 特に、ハーバード労働組合プログラムを修了されたという矢木さんによる日米の労働組合の比較(ストに対する従業員の姿勢など)は非常に興味深かった。 第2部ではゆくゆくは日本に帰国することになる在米日本人留学生へのアドバイスということでメディアとの接し方や日本の企業文化の解説が行われた。 スピーカーの長年の日本企業での職務経験からの説得力があり、「日本で働くこと」の特殊性と面白さが伝わった。 50人近い参加者のほとんどは20歳前後の若者達であり、一緒に参加したSさんと私はおじさんの部類に入るくらいの若々しい雰囲気であった。 アメリカン大学と立命館大学には交換留学の提携があり、立命館大学から来ている現役大学生が多かったからであろう。 そういうわけで講演の雰囲気も「これから社会に出る若者のためのアドバイス」という色合いも濃かったわけだが、上記のように私にとっても勉強になる点が多く、また初心に返ることができて有意義であった。 講演の後にはバーベキューの懇親会があったのだが、私とSさんは別のイベント出席のためアメリカン大学をあとにする。 次のイベントはKさん宅での「桜祭り花火大会鑑賞ディナー」であった。 今、ワシントンDCは桜祭りの季節である。 合わせて、日本にちなんだ行事も様々展開されるのだ。 そのうちの1つが日本商工会議所主催の花火大会であった。 正確に何階だったか忘れてしまったが、Kさんのお宅は17階くらいの高い場所にあり、ワシントンDCを臨む景色も本当に素晴らしい。 ちょっと遠目ではあったが、花火もきれいに見ることができた。 驚いたのは雷雨のなか決行されたという事実である。 花火の光よりも広範囲で鮮やかな雷の光が空を照らしていた・・・。 日本だったら中止だっただろうなあ。 このパーティ、参加者の皆さんが持ち寄った食事も花火も素晴らしかったのだが、やはり多くの皆さんと語れたことが一番楽しかった。 その中でも特に興味深かったのがKさんのお仕事に関わる「統合国際深海掘削計画」のお話であった。 「統合国際深海掘削計画」とは掘削船を用いて深海底を掘削し、地球環境変動の解明(古環境の解明)、地震発生メカニズムの解明、地殻内生命圏の探求などを目的とした研究を行う国際研究協力プロジェクトである。 海底を奥深くまで掘り、歴史上の自然災害を検証したり、地震予知に役立てたり、生命の神秘にまた一歩近づこうとするわけである。 考えたこともないアイデアであるが、ロマンがありながら実用的な素晴らしいプロジェクトであると思う。 特に地震メカニズムの解明が地震の予知につながれば、それは人類を災害から救うかけがえのない発見となるだろう。 「平成15年10月に、日米主導で開始され、欧州、中国が参加しています。日本は、海底下7,000mという世界最高の掘削能力を持つ地球深部探査船「ちきゅう」の平成17年の完成に向けて、建造を着々と進めているところです。」 ( 文部科学省HPより抜粋) KさんはワシントンDCに本拠を置きながらこのプロジェクトのコーディネーターとして世界中を飛び回っていらっしゃるのだ。 みなさんも「ちきゅう」の名前を覚えておけば、近いうちにでかいニュースで再会することになるだろう。 話は尽きることがなくパーティは深夜まで及び、Kさんのお宅を離れたのは午前0時を過ぎていた。 Kさんご夫妻、大変お世話になりました! これで長かった一日も終わりかと思いきや、参加者の1人で私のアパートから徒歩3分くらいの場所にお住まいのKaさんから2次会のお誘いが。 というわけでSさんとともにKaさんのお宅へ行くと、共通の友達のI君がすでにスタンバイ。 Kaさんの電子ピアノ、I君のギターの生演奏に乗せてSさんと私が尾崎豊や槙原範之、ミスチル、チューリップなどなどを熱唱した。 午前3時とかだったし絶対近所迷惑だったろう(笑)。 その後も男4人での人生についての熱い語りは続き、気付けば朝の6時になっていた。 さらに今日からサマータイムだから時計を1時間遅らせたらもう7時だ! 今日も1日楽しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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