カテゴリ:忙中閑あり
とらのこどもの禅問答。今日のお題は「命を喰らう」です。
韓国でチョパル(豚足)を食べる。 不思議とどこの店でも、オキアミの塩漬けが一緒に出てくる。 いわく、肉が酸性、オキアミはアルカリになるから、身体のバランスが良いという。 別の日本人の友人は、酸性の食物、アルカリの食物の説明と違うのでは?との疑問を つけていた。後日、韓国の友人に改めて聞くと、食べて後に、身体のなかで、酸性と アルカリとどちらに振れる食物か、それのことだと説明を受けた。 なるほど、そういうこともあるのかと感心する。 命を喰らうことは、まるごと喰らうことだ。 であれば、バランスが取れている。というNHKのドキュメントを見たことがある。 そこではイヌイット(エスキモー)たちが、アザラシを丸ごと食べていた。 肉だけだべると病気になるらしい。丸ごと喰らうのがポイントだ。 脳みそも、内臓も、全て食べる。内臓の中にある物も食べる。 胃の中のものも、腸の中のものも食べる。 大腸の中のものは、言わずと知れた大便だが、彼らの認識において大便の手前まで 食べるのだが、見ている者には大便としか見えなかった。 う~んと唸る。 命を喰らうというのは、本当にすごい。 そういえば、ドイツや、スイスのドキュメントで見た、ソーセージ作りでは、 内臓も、骨も、血でさえも、捨てずに全て入れていたと思い出す。 これも同じことなんだろう。全部まるごとを喰らう。 南アメリカ原住民たちは、とうもろこしを食べるが日本人のように茹でて食べるなど ということはないらしい。 カリカリに乾燥させて、粉にひいてパンにする。 このやり方であれば、胚芽まで全てを食べることができるらしい。 生活の知恵が活きている。まるごと命を喰らうのだ。 偏食はダメだと、栄養士は言うけれども、人間も動物も偏食ばかりなのが普通だ。 ただし、丸ごと食べることで、命を自分のものにする。 アザラシも、豚も、小魚も、米も、とうもろこしも、丸ごと食べることで、 バランスが取れている。 会社の後輩で、若く素敵な女性とだけ、デートし、おいしい食事をし、お酒を飲んで、 遊んでいる者があるが、最近は食傷気味で、デートしても楽しくないと言っている。 これなどは、焼肉でも、カルビしか食べないのと同じだろうと思う。 うまそうに見える、きれいなところだけつまみ食いするのは、男として卑怯であって、 女性を喰らうときはまるごと喰らえとアドバイスした。 丸ごと食わないから、バランスも悪いし、毒も出るというものだと。 ロースも、ハラミも、塩タンも、ホルモンも、全てをまとめて食うのが、良いのだ。 それで彼は「そろそろ年貢を収めたい」と言っていたが、さてさてどうなることやら。 彼の多くの女性友だちは、素直に年貢を受け取ってくれるのだろうか。 遊んでいるのは後輩のほうだと思っていたが、案外、女性たちだったかも知れない。 お代官様に年貢を収めにいって収受するかどうかは、お上次第。 くわばら、くわばら。 ところで、私の娘の話し。小学校の漢字暗記のとき、 「妻という漢字。女が母になると、毒になる。」と暗記をしていて、妻にずいぶん叱ら れていたけれども、それを誰が考えたかは知らないが、あんたは偉いと言いたい。 すこし話しが逸れた。女性読者の皆様。気に障った記載があればご容赦ください。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.31 14:34:15
[忙中閑あり] カテゴリの最新記事
|
|